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あれが不時着?まさかの着水?

◇オスプレイが落ちたのは、しょうがないとはそりゃ言わない。ずっと以前、まだこのブログがコメントを受けつけていたころ(その後私が忙しくなって返事するヒマがなくなったので今は閉じてる)、佐賀にオスプレイが来ることへの危惧を書いたら、オスプレイを弁護して、何の資料も根拠もなく「落ちてないよ!」と書きこんだ人がいて、学生へ、「ネットでは何でも言いっぱなしで通るから、絶対信頼できる情報源ではありません」という資料にちょうどいいなあと喜んだりしていたことも思い出すが、あんなものこれまで何度も落ちてたし、早晩墜落するのはわかってたから、せめて空き地か海に落ちろ、それでも魚や虫には迷惑だろうがなどと思ってもいた。でもでもまあ極端に言えばオスプレイでも航空機でも、渡り鳥でもブーメランでも、空飛ぶものはいつだって落ちる可能性はある。いいとは言わないが、それは事実だろう。

問題は、これを政府や報道が「墜落」じゃなくて「不時着」NHKにいたっては「着水」と言ってるらしいことで、さすがに私の取ってる毎日新聞は「墜落」と書いてたから、ネット見るまで知らなくて、ほんとに目が点になった。しかも機体が大破した写真はどさどさ出回っていて、それを皆が見ているのがわかっていて、「不時着」「着水」と言いつづけることに、言葉を失う。もう鉄面皮というか厚顔無恥というか、神経が麻痺してるというか思考が停止しているというか。「ハドソン川の奇跡」のパイロットが泣くだろうよ。
こんな表現する人たちをすべて、欠陥機に乗せて空に打ちあげてどっかに「着水」「不時着」させてやりたい。

https://twitter.com/jucnag

◇もうひとつ。私はこの方面のニュースに詳しくないんですが、シリアのアレッポで、住民がアサド政権の軍隊に虐殺されるなど、ひどい状況になりつつあります。ロシアのプーチン大統領はこの政権の後押しをしており、世界で批判が高まりつつあります。

しかし、日本ではそれはまったく報道されず、首相とプーチン氏との会談を芸能ニュースのように報道するばかり。
私に限らず猫好きなら誰もが興味を持っているだろう、秋田県知事にプーチン氏がプレゼントしたシベリア猫のミール君は、もともと秋田県がプーチン氏に贈った秋田犬「ゆめ」のお礼だったようです。その「ゆめ」も連れて訪問するというプーチン氏の映像なんかが流されているけど、もうやりきれないなあ。こんな風に使われているのを見ると。

https://twitter.com/TOKYO_DEMOCRACY

https://www.buzzfeed.com/bfjapannews/aleppo-messages?utm_term=.pyxonYJR#.pugnXNaR

それにしても首相は、トランプだのプーチンだの、相当危ない、つきあうのには覚悟のいる人たちに実に気軽にほいほい近づいていくなあ。それ言うなら真珠湾もだけど。「何かやってる」アピールのためには悪魔や閻魔にでも会うつもりのようだが、よかれあしかれ、相手のすごさやしたたかさを、少しはリサーチしてるんだろうか。

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カツジ猫