あー、これもひどいなあ。
◇首相の、岡田民主党代表への、昨日の答弁。ポツダム宣言を読んでない以上に、ひどい。前後の話の流れをもう少しチェックしてからと思っても、やっぱりこれは、どうしようもない。
(「時事ドットコム」によると、こういうことらしいです。
岡田氏は集団的自衛権の行使に当たり、自衛隊の活動範囲が「相手国の領土、領空、領海に及ぶのは当然だ」とも指摘したが、首相は「必要最小限度の実力行使にとどまる」とした新3要件を盾に、「他国の領土に戦闘行動を目的に派兵することはない」と主張した。
自衛隊が戦闘に巻き込まれる危険性を断定口調で否定し続ける首相に岡田氏が業を煮やし、「私は一つも納得できない。間違っている」と声を荒らげると、首相は「法案についての説明は全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」と言葉尻を捉えて反論する場面もあった。
首相としては、実際の事態が発生していない以上、相手の議論の土俵に乗って具体論に踏み込むことのないよう「安全運転」に徹した格好だ。
結局、志位委員長とのやりとりでの「ポツダム宣言読んでない」発言もそうですが、何も答えまいとして抽象的なことばかり言う中で、絶対に言ってはならない発言が自然に出る、という図式なのでしょう。)
◇「我々が提出する法案についての説明は全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」。
泣きたくなる。死にたくなる。それを我慢して何度も読み直した。こんなことを言わせる国に私は今住んでいるのだ。こんなことを許す社会に、私は今生きているのだ。この確認からはじめないと、やっぱりいけないと思うから。
そして、もっとひどいのは、今朝の毎日新聞が、「ポツダム宣言をつまびらかに読んでいない」の話とともに、首相のこの発言にもまったくふれていないことだ。
こういうことを報道しない、できない新聞やテレビには存在価値がないと言ってもいいのではないか。本当に重要な問題ですよ。この発言は。くりかえすのも情けないけど。
◇以下に、いろいろな人の感想が紹介されています。あわせてお読みください。