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いやー、予想はしてたんですけど。

◇ぎっしりつまった毎日の予定の中に、自分の専門の国文学の研究の時間をねじこんだら(もうずっと、やっていなかったのです)、否応なしに、ブログを書く時間が押し出されて消えてしまった。うーん、何とかしなくちゃな。

さしあたり私はちゃんと生きていて、猫たちも無事です。家もまだ、かろうじて片づいています。
今日は帰って来たら、いただきもののピンクのユリの花の香りが家中にあふれていて、なかなかよかったです。

◇先日また、田舎に帰って、お墓参りをし、家を買って下さった方を訪ねて、楽しくおしゃべりして来ました。庭も家も本当に輝くようにきれいにして下さっているので、ありがたいなんてものじゃありません。
ついつい長居して、庭の柿もちぎって、夕方帰途についたのですけど、どうしたことか宇佐神宮の付近がものすごいラッシュで、いつもなら十五分で通過できる道が、しっかり一時間かかりました。

私の高校がそばにあったりする、なつかしい道だし、先を急ぐ旅でもないので、のんびりかまえて何があるのか見届けてやろうと思っていたのですが、結局わかりませんでした。
あとでネットで調べたら、宇佐神宮で光の祭典みたいな催しをやってたようです。今日までらしい。来年もやるのなら見に行きたいけどな。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000568.000007339.html

◇そんなこんなで、いつもより遅めに家に着いたら、もう日本シリーズは終わってました(笑)。
ホークスの日本一が決まって、広島の盗塁を阻止した甲斐捕手の活躍が話題になっているのをラジオで聞いてると、昔よく母が「野球で一番大事なのは何と言ってもキャッチャーだからね」と、口癖のように言っていたのを思い出しました。
母は六大学野球のファンで、慶応びいきで、黒松とかいう捕手をひいきにしてたのを覚えています。

そのまたついでに、しょうもないことを思い出したのですが、私の子どものころのテレビの(まだモノクロだった)人気番組に「危険信号」というのがあって、おもちゃの汽車がレールをぐるぐる走って、そのレールの上に風船がおいてあって、ゲストの男女の一人が、ちょっとはなれたところでクイズの解答か何か別の課題をクリアしてる間に、もう一人が汽車を見張っていて、風船に近づきそうになると、相棒を呼び、呼ばれた方は作業を中止してかけ戻って風船を持ち上げて汽車を通し、また風船を戻して、作業にかけ戻って…というのがありました。作業が終わらないうちにタイムオーバーになったら負け、戻るのが遅れて風船を破裂させたら負け。

https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009040036_00000

ゲストは男女でなくてもよかったのかな。親子でも友人同士でも。そして、どちらがどの役をするかも決まってはいなかったけど、まあ普通は女性が汽車を見張っていて「○○さん」とか「あなたー」とか、男性を呼んでた。「きゃー、早くー」とか大騒ぎをする人もいれば、冷静な人もいて、他愛もないけど面白かった。風船もけっこうばちばちぱんぱん割れてましたしね。

当時はまだサッカーとかも盛んじゃなくて、出てくるゲストのスポーツ選手と言えば、まずプロ野球の選手でした。奥さん相手が多かったかな。
で、何の先入観もなく私たちが家族で見ていて、その内にものすごく印象に残って気づいてしまうのが、他の俳優とか歌手とかの有名人のゲストとは、けたちがいに、段違いに、野球選手って、誰ひとり例外なく、かけ戻って風船を持ち上げるタイミングが異常に正確なんですよ。ぎりぎりで戻って来るのに、紙一重の間一髪で持ち上げて、絶対に爆発させない。
練習もしてるわけない、ぶっつけ本番で、ほんとに、不思議なほどだった。今でも目にやきついてます(笑)。

母は晩年、ゲートボールにもはまってましたが、そこでまた、よく言っていたのが、「大工さんは例外なく、コースや距離の目測がうまい」ってことでした。それと同じことかな。プロの勘というやつで。
今回の日本シリーズで盗塁のタイミングが話題になる中、そういう、しょうもないことを思い出していました。

◇海外ドラマの「ブラウン神父」シリーズ、回が進むにつれてブラウン神父もバカに思えて来たのが困る。それに、こんな平和な村で、この頻度で殺人が起こり続けるのは、どう考えても異常よな。まあしょうがないけどさ。
昨日買った文庫本、原田マハ「さいはての彼女」、気軽に読むつもりだったら、ほんとにあっという間に読んでしまった。短編集で、読みやすすぎて物足りないぐらい。「冬空のクレーン」が一番好きかな。「風と共に去りぬ」の岩波文庫の新訳本もちびちび読んでる。楽しめる。

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カツジ猫