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この暑っ苦しいのに

玄海原発の再開を地元が、震災後、国で初めて地元が容認したというニュースを見て、頭がくらくらしてきた。
日本の恥、九州の恥と言ったら大時代すぎるが、まったくそういう感じである。

何度もくりかえし、ここでも書いたが、特に原発の本を読んだり調べたりしないでも、テレビのニュースしか見ないでの、ふつうの感覚でも、この時点ではもう、どう考えても、「原発の再開は、地元自治体の了承だけでは絶対に許可できない」というのは、常識ではないだろうか。

玄海原発に何かあったら、今回の福島の規模でも完璧に福岡市までは影響が出る。しかもあそこの原発はプルサーマルだか何かで、やたら危ない原発のはず。九州や西日本のどこまで被害が広がるか、見当もつかない。
数百キロはなれた静岡のお茶の葉まで被害が出て、海も空も世界的に汚され放題の現状で、地元がどう思うかだけで、(それも10人たらずの説明会で、「納得した」という声もちっとも聞こえてこないこの状況で、地元だって了承しているとはとても思えないですが、)せいぜいまだわりと無事に残っている九州まで危険にさらすつもりか。政府も国民も、正気の沙汰とは思えない。

だいたい、このところずっと、マスメディアが何となく及び腰になってきていたのはわかっていたが、きっと危険な事実がわかったら日本がどうなっていくか責任とれないような気分になってきているんだろう。情けない。きっちり勉強して、自分の方針を決めろよ、報道関係者は。一気に決断できないのなら、せめてじりじり選んだ方向にかじをとれよ。そのくらいのヒマはあるだろう、いくら忙しいと言っても。

私の方は、もう今後どうなるかわからないから、せいぜい、人間として正しい生き方をするよう、つとめることにした。もう、そのぐらいしか、することが思いつけない。

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