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これはお値打ち。

◇ほんとにいいのかい?と言いたいぐらいの、もうけものの話。

ブックレット『誰のための憲法改「正」? ~ワクワク出前講座』という、
とてもお役立ちの本があるのですが、
これを何と、著者の方が、7月10日まで、無料でダウンロードさせて下さるそうです。
以下のアドレスから、どうぞ!

http://www.chiwakinomori.com/index.php/newbook/darenotamenokenpokaisei

参議院選挙までに、自民党の憲法改正案を少しでも知ってもらいたいと、
出版社も、本気で取り組んでくれているそうです。

首相がいくら、ごまかそうと、今回の選挙の争点は、ボロボロのアベノミクスではなく、憲法を勝手に変えるのを許すかどうかです。
自公おおさか維新への投票はもちろん、投票に行かないのも白票を入れるのも、すべて自公政権に、自分と愛するもののすべてを、無条件でゆだねて白紙委任することでしかありません。
今日の街頭宣伝で私は、「怪しげな勧誘セールスに印鑑と通帳を渡して、おまかせしますというより、もっと危険」と言いました。

そして、その改憲のめざす先には、「国民主権と基本的人権と平和主義をなくさなければいけない」と公言している人たちの作った自民党の憲法草案があります。
せめて、それを知って下さい。このブックレットに目を通して下さい。印刷してじゃんじゃん配布して下さい。ネットで拡散しまくって下さい。何しろタダですから(笑)。めいっぱい使いましょう。

◇仕事がたまり、家が散らかっているのもありますが、電話で共産党候補しばたさんへの投票依頼をしていると、別に不愉快な対応をされるわけでもないのに、へろへろに疲れて30軒もかけない内に音を上げて休憩しました。ふだん自分が、電話でのいろんな勧誘にものすごく不愉快な思いをして呪いまくってるつけが回って来てるのもあって、いやでいやで、もう死にそう。

そうしたら、今日、街頭宣伝の時に会った、おとなしそうなおばあさんが「80近い身体で100軒かけたら腕が上がらなくなって、お風呂に入るしかなかった。情けない」と嘆いていたり、どの政党にも属していない、穏やかで控えめで無口な知識人の男性が「僕は150軒は一応かけたから」と「七人の侍」の山から戻った久蔵みたいに、さらっと報告してたりするので、くらあと目まいがしました。皆、怪物か(笑)。

まあ、この年になって、こんなにストレスのかかる新しいことで苦労するのも、きっと頭と心の活性化にはいいんだろう。そう言えば体重も何をしたわけでもないのに、雀の涙ほど減っていたのは、そのせいもあるのだろうか。選挙ダイエットというのがあるのならいいのだが。

◇ヘタレの私は逃避として、「本屋さんのダイアナ」という、今の若い人はどうしてこんなに皆うまいのだろうとうなるような、しっかりした快い小説の文庫本を読んだり、「パーソン・オブ・インタレスト」のDVDを見たりしている。DVDは、なっかなか面白い。「LOST」のベンさんが主役で活躍していて、「キャッスル」の警部が犯罪の手配師をやったりしていて(それは一回だけだけど)、なつかしい。

ただ一つ、超しょうもないことが気になるのは、冒頭のナレーションで、政府のシステムに誰もが監視されてる、というくだりで、「いつ何時も見張られている」っていう言い方が、すごく耳障りで、何しろ冒頭ナレーションだから毎回ひっかかるのがつらい。「いつなんどき」って、「四六時中」と同じ使い方をするのはおかしいよ。「いつ何時、犯罪にまきこまれるかわからない」みたいに使うもんでしょう、ふつう。

以前、「敬愛なるベートーベン」って洋画のことを、中野三敏先生が「敬愛する、だろう、おかしいよ」と、こだわっていたのを思い出す。あれ、見に行きたかったのに、つい行かなかったのは、たしかに私もそれが不愉快だったからで、こういうのって、損するというか、その分また腹が立つというか。あーあ。

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カツジ猫