しゃもじと戦艦
ロシアのウクライナ侵略が始まったころ、岸田首相がウクライナに行ってゼレンスキー大統領に、勝利の「しゃもじ」をおみやげに渡したときは、たいがい脱力したけれど、あれがまだましかもしれないと思える時が来ようとは思わなかった。インドネシア訪問をした小泉防衛相が、おみやげに、日本の戦艦の模型をプレゼントしたらしい。
まあこうやって、画像並べてコメントとか読むと、前に比べて自民党の支持も減ってることが、何となくわかったりもするけどね。
小泉氏については、この動画にもあるように、「かつて日本が侵略して多大の犠牲を与えた国に、その時の軍艦のおもちゃを贈るとは、どういう感覚なのか」と、野党をはじめネットやその他で当然ながら批判があふれた。そうしたら、昨日のYahooのニュースでは、インドネシアの大統領は戦艦のフィギュアとかが好きでマニアでもあるとの情報を得たので、喜んでいただこうと選択したという。
だからって、担当部署なり小泉さん本人なりが、歴史を思い出して(というか外国訪問の前には一番大切な作業じゃないかなそれって)、失礼になるか喜んでもらえるかどっちの要素が大きいかなとか、一応検討とかしてみないものなんだろうか。その結果、危ないことは避けとこうとか危機管理能力が働かないもんだろうか。
軍事オタクや戦争マニアというなら、たとえば宮崎駿監督だって、そういう方面に詳しいし好きみたいだし、今、高市退陣を求めて連日デモに参加してる若者やオタクの中にも、そういう趣味の人は山ほどいるだろうし、何をかくそう私だって昔から、恋愛映画より戦争映画の方がずっと好きだしよく見てる(笑)。
でも、そういうこととはちがうんですよ。それとこれとは別なんですよ。あったりまえじゃないですか。そういう判断や切り分けもできない、常識のなさ、知識のなさ、センスのなさが、外交にも防衛にも致命的だって言ってるんです。ある意味これこそ最悪の平和ボケじゃなかろうか。歴史を学ばない、被害者に共感しない、他者の立場に思いをはせない、何が相手を傷つけるかを考えない、自分の欠点も弱点も自覚しない、などなどなど。
それから、Yahooニュースで慶応大学の先生が、何だかえらいスカスカの、論理展開もあやふやの、エッセイにしてもよくわからない、まさか論文じゃないだろうが、みたいな、高市首相の魅力を論じた長文があがっていて、ゆっくり読もうと思っていたら、何だかあっという間に消えてしまった。
また見つけたら感想書くけど、とっさに確認した記憶では、「何で今ごろ?」と言いたいぐらい前の執筆で、それも多分かなり保守系の雑誌に掲載されたものの抜粋かコピペかのようだった。
先日のデモで東大の本田由紀教授が、鋭く精確な高市政権批判をしたスピーチが話題になって、拡散されて多くの人に読まれたが、それがまた、片っぱしから削除されてるという、私などにはよくわからない現象があって、ならばと、ますます拡散されて広がっている。
先の慶応大学の先生の文章も、ひょっとしたら、それに対抗しようってんで、誰かがひっぱり出したのかも。もしもそうなら、今さらこんなの公開されて、ご本人も迷惑なんじゃないのかな。
せっかくだから、今さらながら、私もリンクしておきます。皆さんどうぞ、ごらんになって、拡散して下さいませ。
庭ではユリもそろそろ終わりかけのようですが、今度はアジサイが満開になりそうで、まわりの草を刈り込んだり、息をつく間もありません(笑)。ぜいぜい。
