そうまとめるか？

◎テレビのニュースを見ていたら、最近の傾向として男性が家ですごすことが多くなり、それにともなって、家具も変化したという話をしていた。ダイニングとリビングをいっしょにした、ソファに座って食事ができる高さのテーブルのセットがふえているのだそうだ。

そうかもしれないが、本当にそうか？
実は私も、周囲の友人たちも、かれこれ１０年近く前から、ソファに座って食事や書き物をして、疲れたら横になってひとやすみしたい、と、つまり食事も勉強も休憩も接客も皆ひとつですむテーブルとソファを求めていた。もう本当に切望していたと言っていい。

だから、居心地のいいソファを買ったら、その次にはどうしても、それに合う高さの仕事机がほしかった。私たちはもうそれを、どれだけ探したかわからない。大工さんにたのんで特注した人もいれば、市販のテーブルの脚を切って短くした人もいた。そうする前に、どれだけ家具店を回り、「ソファで仕事ができる高さのテーブルはないの」と店員に聞いてまわったことかしれない。

やっとこのごろ、ぽつぽつと、ダイニングとリビングを合体させたデザインの家具セットが出てきて、今さらもう新しく余分に買う余裕はないものの、それを見て何となく、喜んだりほっとしたりしていた。ああ、やっぱり、そういう流れが出てきたんだなと思って。

事実がどうなのかはわからないわけだが、こういう家具が出てきたからと言って、いきなりその原因が男性が家に帰るようになったからとあっさりまとめられると、そう簡単なものかしらんと疑いたくなる。私の周囲で見る限り、ずっと前からものすごく、こういう需要はあったのだ。

いや、まあ、こういう家具がふえるのは、こっちもありがたいから何が原因でもどっちでもいいのだが、ただ、以前、このブログにも書いたように、ケータイを使ったカンニング事件が発生したとたんに、テレビのニュースで、大学がこれまでずっと毎年やってきた入試の際の「携帯はカバンにしまって下さい」の注意をしている場面を映して「事件に対して大学でも、こういう対応をしている」のような報道をしたのに、あきれかえったことを、あらためて思い出す。

ちょっともう、うわっすべりすぎないかい？　いいかげんすぎないかい？　だから今回のこれも、怪しいもんだと、つい思ってしまうのだ。
いや、長年、私たちが声を大にして訴えてきたというと大げさだが、そういう努力が少しは家具業界に反映されたかなと、ひそかにいい気になっていたから、ちょっとがっかりしてしまったというのもあるけどな。（笑）

◎ゆきうさぎさん

やっぱり、どことはなしに、暑さやストレスで身体が疲れているのだと思います。くれぐれもお大事に。