そこそこ!
前から思っていたのよね。大阪が何かとおかしなことになるのは、絶対に吉本興業の影響が大きいぞって。だから、このニュースは当然ながら、よいことだと思います。
いろんな仕事はあいもかわらず遅々として進みませんが、これはもう、私のめざす仕事の量が多すぎるんだってことにしとこう、そうしとこう。
今日は久しぶりに上の家の二階のベッドで、「カミュ 歴史の裁きに抗して」を読んだ。この本、面白いし、読みやすいんだけど、ちょっと読むといろんなことが思い浮かんで、本を胸にのせて思索にふけってしまうので、なかなか進まなくて、もう何年もかかって読んでる(笑)。面白いし魅力的なのは、カミュなのか著者なのかわからないが、とにかく一人の作家の中に、あらゆる問題がつめこまれていて、小宇宙を旅してるような気分になる。
アルジェリアが特定の国に支配されたことがない(こんな言い方ではまちがいなんだろうけど)と言うのや、カミュが幼いとき、貧しくてまるで本のない環境で育ったとか、びっくりするような事実もたくさんあって、ほんと飽きない。
私はこのごろ、変に気になっていることがあって、それはカミュの「ペスト」が疫病の話になってるが、実はナチスの思想に社会が汚染、侵食されていくことの恐怖を描いてるんだということなのだが、その寓話性が、よくつかみとれない。まったく疫病の話として読めてしまって、どこにナチスの思想と結びつける要素があるのかが、わからない。それだけうまいんだろうが、気にもなる。
二階の部屋は、陽当りがよく、雑然と快適で美しかった。私の家にはあっちこっちに、こういうプチ天国がある。でも、今はそのいくつかは、散らかってしまって地獄になってる。連休の間にこれを再び天国にできるかな。がんばらないと。
今日は行きつけのパン屋さんに手作りマスクが売ってあって、また買ってしまう。コロナ騒ぎが収束したら、このマスクの山をどうしようかと思うぐらい、きれいなマスクがたまっている。たまにはコロナの後の世界も考えてみたいから言うけどさ、世間でいっぱいマスクが余るから、きっと新しいファッションの小物として、マスクが定着するぞ。
安倍晋三は国会で例の押しつけマスクを、小さいとか汚いとかバカにするなと切れたらしい。あのさ、あれを大金かけて配布すると聞いたときは耳を疑い怒りに頭が煮えくり返ったのだけどさ、腹立ちすぎるから箇条書きにして確認すると、
1 そのマスクさえ、きちんとまともに配布できなかった
2 そのマスクでさえ、自分の関係者の金儲けに使った可能性がある
の二つのあまりにも底なしのひどさに、最初の激怒さえ霞みそうになる。これがこいつの、いつもの手段だもんな。クソした上にゲロ吐いて、前の臭さも汚さも覆い隠そうとするんだよ。それが成功するんだから、あきれてものが言えないのだけど。
写真は昨日だっけ、買って来た黄色いバラ。きれいっしょ。