たまにはどうでもいい話を
◇朝から超どうでもいいことをいくつか。
海外ドラマ「ブラウン神父」、考えてみれば中年以上の年寄りばかりで、マッカーシー夫人のファッション見るのが目の保養っていうのも、相当に大胆な設定だぜと思っていたんだけど、20回あたりで、ちょっとレギュラーが入れ替わり、若い女の子が加わった。別に悪くはないんだけど、普通っぽくなって面白くないかも。
毎日新聞朝刊の4コマ漫画「桜田です!」、仕事持ちのお母さん、大食いの娘、大芸術家のおばあちゃん、時には時事ネタも入るなど、前の漫画に比べると、ずっとずーっと好きなのだが、まあこれも好きな要素の内に入るのかもしれないけど、近所の大富豪の奥様のとこの使用人三人の図々しさと自分勝手さが、あまりにも弱者や被支配層のいじましさ、あくどさ、えげつなさ、無神経さを完膚なきまであらわにするので、毎回こいつらが出るたびに頭に血がのぼって殺意を生じる(笑)。いやー、弱い立場の者って、ここまで恥知らずに残酷になれるんだと、毎回痛烈に肌身にしみて納得する。あれ見て、何も考えずに笑える人も皆キライよ。と言っちゃったら、あーすっとした。意外とストレス解消させてくれる名作かもな。
◇ヤスミナ・カドラの「テロル」を読み直してるんだけど、これがまたもう、いろいろと、破壊的にいやな、苦しい、ひどい内容なんだよなー。名作にはちがいないけどなー。何でこんなもの読むかなあと、自分でふしぎになるほど、壊滅的に残酷な話だ。どこにもまったく救いがない。ま、ほめてるんですけど(笑)。
「龍華記」も、つい、ベッドに横座りしてめくり出したら、一気に読み終わった。うん、悪くはないんだけど、まるで八つ当たりな注文つけると、平家の時代の話書くなら、誰か範頼を主人公にして徹底的に書いてくれないかなー。絶対に面白いと思うんだけどなー。