つくしんぼ。
◇今日の「むなかた九条の会」定例会のミニ学習会では、玄海原発原告団の活動をずっと続けておられる女性の方が、梅田さんという原発労働者の裁判について報告をされた。人前で話したことがないと、15人ぐらいの参加者の前でも緊張すると苦にしておられたが、とてもていねいに資料をまとめてきておられて、皆熱心に聞いた。梅田さんはいわゆる孫請けみたいなかたちで、島根と敦賀の原発で作業をし、最初はそれが原発ということさえ知らなかったらしい。丈夫な方だったのに、身体ががたがたになり、今も苦しんでおられる。60万の原発労働者がいたはずなので、同じような被害者はもっとおられるだろう。作業時間はごまかされるし、被ばく量もちゃんとわからない状態だそうだ。
こんな人たちを犠牲にしながら動かす原発と電力は、ろくな未来は生まないだろう。そして、どうしても原発を使いたいなら大企業の正規の社員からまず現場の作業にあたるべきだ。
そう言えば、その会議に行く直前に太陽光発電の勧誘の電話がかかってきた。それも九電からだったので、ずっこけた。四月の電力自由化に向けて、いろいろ対策をしているのだろう。私だって少々高くついても太陽光か風力かに変えたいけど、九電にまかせる気はしないよなあ、まだとても。
3月4月と九条関係の行事が目白押しですが、また報告します。それから3月に皆でまいたチラシの文面を紹介しておきます。
◇「お母さんに見せてあげて下さい」と、つくしの束をいただいた。母は「へーえ」とさわって喜んでいた。もう長くのびた立派なつくしで、春は来ているのだと実感する。
で、私は今からこれを料理しなければならないのだが、「ナポレオンソロ」の中でイリヤが作ろうとするスフレじゃないが、これまで作ったことがないのよ。ネットで調べてみるしかあるまい。このごろ、行きつけのスーパーでは、妙に安くておいしい魚の刺身用の切り身がよく出ていて、昨日ははまちを、今日はぶりを熱いごはんと超おいしく食べたのだが、つくし料理はそううまく行くかな。
◇確定申告関係の散らかっていた書類は、やっと何とか片づけた。自分をほめてやりたいから、映画見に行くか代替わりしたケーキ店にコーヒー飲みに行くかしたいのだが、実は来週で最後になる文学講座で(一年後に再開の予定ではあるが)、「次回までに成島司直の『熱海紀行』を全部翻刻して来ましょう」と大風呂敷を広げてしまった。何度も言うが長いのよこれ。しかも面白いのよ。困ったなあ。今から毎日しゃかりきでやったとしても間に合うかしらん。
しかも、国書総目録では、慶応大学の写本が一冊だけなのだが、何とまた熱海市立図書館に別の写本があるらしい。いったい何なんだあの図書館は。一回ちゃんとどういう本があるのかチェックしてみる必要がある。少なくとも国書総目録のチェックからもれているということだけははっきりした。気になる。
そう言えば司直の「熱海紀行」は、金沢文庫に立ち寄って本を見せてもらった話が、ちょっと詳しく書いてあって、これ、金沢文庫の当時を知る資料としては貴重なんじゃないかな。
というわけで、遊べないよー。明日せめて、庭に植える花でもちょっと買って来るとしよう。