1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. つやつやカツジ

つやつやカツジ

◇帰って来たらカツジ猫が、さっそくにゃーんと、おやつの催促。その前に抱いてベッドにひっくり返って、身体を触ってみたけれど、やっぱりどこにも毛玉がない。全身すべすべつやつやしてて、かえって恐い。
多分このごろ、いやに熱心にお化粧ばかりしていたから、そのせいで毛皮に磨きがかかったんだろうと勝手に思うことにした。どっちみち、今そんなことに悩んでいる暇なんかないし。

◇昼頃洗濯物を干しに行ったら、お隣の家の外壁に、大きなカマキリがいました。
一晩保護した例のやつにしちゃ、かなり緑色がかっていたけど、あんなでかいのが、同じエリアに二匹いるとも思えないし、どうなんだろう。同じやつで、元気でいるのならめでたいけど。

◇従姉がかなり服をもらってくれたし、ワールドギフトにも三つダンボールを出したし、少しは家の中が片づいたのかな。こうやって、人にあげたり寄付したりしていると、何となく、沈没寸前の船からボートで乗員を逃しているような気がしないでもない。それか、独裁政権下で杉原千畝みたく、人を亡命させてるとか。
別に沈没しそうになってるわけでもないし、わが家が独裁政権下にあるわけでもないんだけど、とにかく、新天地でいい人生?を送ってくれよという気持ちになる。

それを言うなら、自分の知識や思想もかな。早く本でも出して、発表でもして、人手に渡して空っぽになって、心置きなくボケたいよ(笑)。でも、そうやって書けば書くほど、次々に新しいネタや構想や発想が生まれてしまうのは、どうしたもんだろ。何かちょっと絶望的な気持ちにさえなる。ぜいたくな悩みなんだろうけど。

Twitter Facebook
カツジ猫