どあのまえの、ぼく(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
きょうは、あさから、おてんきがよくて、かいぬしは、
「なあんだ、みぞれとか、ゆきとか、いってたけど、
よく、はれてるじゃない」と、いって、
せんたくをして、ほしに、いきました。
そうしたら、そとの、ばけつのみずには、こおりがはっていて、
「きゃああ、せんたくものを、ほしていたら、
ゆびが、つめたくて、ちぎれそう」と、さわぎながら、
にげるように、かえってきました。
そのまま、かいぬしは、いちにち、ぱそこんのまえで、
なにか、ねっしんに、しごとをしていて、
ぼくは、ちかづかないほうが、いいとおもって、
ずっと、ねていました。
ゆうがた、たいくつしたので、ちかづいて、
したから、にゃあにゃあと、いってみたら、
「まてまて、もうすこしで、おわるから」と、いいながら、
ぼくの、あたまをなでて、また、ぱそこんをうっていました。
しごとは、なんとか、おわったようで、
そのあと、ぼくは、おやつを、もらいました。
かいぬしも、きのう、かっていた、おかずで、
ごはんをたべていました。
「ほんとは、すてーきでも、たべに、いきたいけど、
まあ、がまんしておこう」と、いっていました。
このしゃしんは、げんかんにでる、どあのまえに、
ぼくが、いるところです。
せまい、げんかんだけど、かいぬしは、
ぼくが、とびださないように、だいどころと、げんかんのあいだに、
このどあを、つけました。
「せんすいかんの、『はっち』みたいなものよ」と、
かいぬしは、きたひとに、せつめいしています。
ぼくは、そとにでる、きかいをねらって、
ときどき、このどあのまえに、たいきするけど、
このときは、おもちゃの、ぼーるが、
かーてんのしたに、はいったのを、さがしているところです。
がめんの、はしに、ぴんくの、ぼーるが、みえるとおもいます。
かいぬしが、いろいろ、かぐを、ふやしたので、
ぼーるで、あそんでも、すぐどこかに、はいってしまいます。
なにもなかった、ころのほうが、よかったなあ。
とくに、へやの、まんなかにある、おおきなべっどのしたは、
びみょうに、せまくて、ぼくが、もぐれないので、くやしいです。
かいぬしは、ときどき、べっどのしたをのぞいて、
ぼくの、ぼーるが、はいっていると、てを、つっこんで、だしてくれます。
そして、「おててがみじかいと、ふべんだろう。
でも、このむくむくした、あしが、かわいいんだよね」といって、
ぼくの、まえあしを、おもちゃにします。
あしたは、よねんまえに、つなみと、じしんが、あったひです。
「どうぶつたちも、たくさん、ひがいにあったから、
なにか、くようになることを、しようね」と、かいぬしは、いっていました。