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なんのなんの。

キャラママさん。
防衛論、軍隊論、勝手にまとめてすみません。皆さまもぜひ本文を読んであげて下さい…って私も何さま(笑)。

まとめついでに、こっちもひとこと。キャラママさんより過激です。

大統領か国王か首相ぐらいでなかったら(人間国宝だって多すぎるから怪しいと思う)、われわれ程度のフツーの人なら、どんなに強力な軍隊がいたって戦争になったら何の安全保障にもなりゃしない、最大最高の防衛は平和を守る努力をすることだ、と、そこまではまったく同感です、キャラママさんと。
あ、もちろん、アメリカと一蓮托生したり、自衛隊を強化したりしたら、ものすごく、そういう同盟国と軍隊に対する危機管理に時間とお金を使うはめになるというのも同感。

だけど私は、それ以上につけ加えると、じゃどっかの国から、さしあたり北朝鮮からいきなり砲撃されたりミサイル飛ばされたりしたらどうするんだというのなら、あきらめるしかないって言います。それはもちろん、自分が危険地域に住んでるとしても同じです。
そんな不意打ちを防ぐために、アメリカみたいなヤバい国と関係を深め、めちゃくちゃ強力な軍隊持ったりしていたら、いずれは、そんな被害と比べ物にならないぐらいの被害が出るに決まってる。

だいたい、原発の近くに住んでいる人や沖縄で基地のそばにいる人や公害訴訟している人や、倒産してホームレスになる人や、いじめで自殺する人は多いのに、そういうことには関心もなくて、ひとごとみたいに冷淡でいたくせに、北朝鮮からのミサイルだけに急に安全保障をほしがる、その危険にさらされる人のことを思いやる、にわか危機意識の人たちが私は信じられないし理解できない。そういう、危険ととなりあわせで我慢したり戦ったりしている人、ほろびかけてる人たちを山ほど見殺しにして、国のための必要な犠牲だとか、自分が幸せならいいだとか黙認して進んで行ってるこの国の政府と国民なら、いきなり他国の攻撃受けて、最初に被害にあう人のことなんか、最低限の必要な犠牲として無視する覚悟ぐらい、とっくにできてると思ってたけどなあ。

私は、そんな無茶な攻撃を他国にさせないように、万一させても最小限でくいとめるように、国際世論を味方につけて、全力でかけひきをして努力するつもりだけど(こんな文章書いてるのも、そのひとつだよ)、そういう作戦で犠牲が出るのは、それもしかたがないと思っています。それでも、「とにかくアメリカと自衛隊にまかせておけば何とかなるだろ」「政府何とかしろよ」なんて全国民がだらけてぼけっとしてるよりは、結果としては全体としては、絶対犠牲は少なく抑えられるって。

もうこれだけでも、防衛防衛と騒いでる連中よりは、よっぽど現実的に誠実に考えてると思うけど、さらに親切に考えて言うてやるとだね、まあ社民党や共産党や日教組がずっと主張してきた、非武装中立で私は十分と思うけど、それじゃやっぱり不安と言うなら、従来の軍隊や戦争じゃない、防衛のための工夫や努力を、もっと開発して考えるべきだったかもしれない。自衛隊って名前をせっかくつけたんだから、こそこそ軍隊のまねごとして、結局軍隊もどきになるんじゃなしに、「自衛のため、専守防衛のため、どうしたらいいか」ってことを官民一体かなんか知らんけど、ちょっといろいろ考えて新しいことを編み出した方がよかったんじゃないの。今からでも遅くないから。

あ、長くなりすぎた。わけます。

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カツジ猫