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ひじょーにしょーもない達成感。

◇少しずつでも家は片づいて行っていて、今は下の家の風呂場が何とか見られるようになっています。
最後に残ったのが、洗濯機の横のたらいの中にあった、軍手四つ。これは夏だか秋だかに、田舎の家の庭にはびこっていた、いがいがのついた雑草を一気に引っこ抜いたとき、そのいがいがが、びっしりついたので、そのまま洗濯できなくて、当面ビニール袋に放りこんで、ここにおいていたのです。

今、田舎の家を何とか片づけて人に貸せるようになったのですが、その前にこの草を庭から一掃しておいてよかった!と、つくづく思っています。
で、この軍手にくっついたいがいがを、いつか取ろうと思いつつ半年過ぎてしまいました。普通、こんなになった軍手は捨てるんでしょうが、私はそこで意地になり、まだ使えるものを、こんないがいがと心中させてなるものかと思ってしまう(笑)。

今朝、食事のあと、ベッドに座って、紙袋を広げて、いがいがをひとつひとつむしりとって、軍手を全部ちゃんと復活させました♪ それはいいけど、途中で電話がかかって来たのでいきなり立ったら、腰がぎっくり腰になりかけました。あの姿勢はいかんのね。
袋にたまったいがいがは、「残念ねー、どこかに落ちてまた増えようと思って半年雌伏してたんだろうけど、ここまでよ、観念おし」と言いながら、ごみ袋に入れて、燃えるごみに出しました(笑)。やったぜと、実にしょうもない達成感にひたっています。

今調べたら、こいつは、どうやらコセンダングサと言うらしい。まちがいないよ、このくっついて来るいがいがというか、とげのかたちが、たしかにそうだ。

http://www.bigme.jp/000-000-03-11/03-11-17/03-11-17.htm

◇母の服でまだ着てもらえそうなのを箱につめて、田舎に持って帰り、親しくしていただいていた方々に配りました。ついでに、葬儀のときの私の謝辞のコピーと母の写真を数枚、お渡ししました。何人かの方には、母のへやに最後まであって、母を見守ってくれていた、かわいいお猿のぬいぐるみを記念にさしあげました。
「お葬式のときは、本当に涙が出て」と言う方、「うちにも、亡くなった母といっしょの旅行のときの写真があるので、見ていました」と言う方、「遠くにいるような近くにいるような、何だかふしぎな気分でいる」と言う方、皆さんが母をなつかしがって下さっていましたが、前にも母の服をさしあげた方が「何となく匂いが残っているようで、なつかしい」と言って下さったのは、ありがたいけど、ちょっとひやっとして、そういうの赤の他人じゃちょっといやかな、やっぱり知っている方にもらっていただいた方がいいのかなとも思ったりしました。

◇で、夜遅く、さっき帰って来たら、カツジ猫が浮かれて家じゅうかけ回り、椅子にかけていた私のガウンを引きずり下ろしたりしています。今は私のひざの上ですが、こいつはここに座るにはでかすぎるので、私は足をふんばっていなくてはならないので、ちょっと大変なのですがねカツジ。今までひざで寝たことはないのに、足をたらして顔を埋めて、けっこう本格的に寝ています。これで私が動いたら、きっとまた怒ってかみつくんだろうなあ。こういう時には、こいつをのせても余裕で大丈夫な、大きな身体と長い足がほしくなる。

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カツジ猫