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ほんとかね。

◇ゆうべは、あまりに疲れたので母のところに行った帰り、ジムにも行かず歯もみがかず、ばたっとベッドに倒れこんだら、今朝の7時まで目が覚めず、ほぼ12時間眠りこけていました。おかげで何とか心も身体もついでに頭も元気になったようですが、あのまま死んでしまったらどうなるのかと、ちょっと考えたぐらい前後不覚の熟睡でした。
 
それでやる気になったのじゃないけど、田舎の物置におく安物の椅子を組み立てたり、車のタイヤを替えたりして(もちろん自分でじゃありません)、いろいろ有意義にすごした気もしますが、本職の勉強をしていないので落ちつきません。
 
このところ、ずっと家の片づけに追われて、それはそれで楽しいのですが何だかちゃんと生きていないような、半分幽霊になったようなふわふわした変な気分がずっと続いています。超とんでもない連想をしてしまうと、子育てで職場や専門の研究から離れていたら、もしやこんな気分になるのではあるまいか。
 
◇何しろ忙しすぎるので、新聞もテレビもほとんどチェックできていないのですが、そんな天網恢恢疎にしてもらさず(ちがうか)みたいな中でも、首相が世界はリーマンショックのような状況にあってとか何とか言ったというのは、おぼろに耳に入ってきていて、わが国が不景気な言いわけにしてもたいがいにしろやと思っていたら、国内でも世界でもよっぽど「はあ?」みたいな反応でびびったのか、「そんなことは言っていない」と本人だか政府だかは言いだしてるとか。まあポツダム宣言の時も読んでないと言ったあとで閣議決定で読んでることにしたという、信じられない実績があるから不本意でも日本国民は慣れてるかもしれないが、このたびは世界にそれが通用するのだろうか。とてもそうは思えないのだが。
 
そうこうしてたら、ネットで流れてきたのが、首相がドイツのメルケル首相にサミットの席かなんかで、「日本では女性がビールをつぐことになってます」と言ったとかいうニュース。いくら何でもほんとかね。電話でさっきしゃべった相手は、「いくらバカでもそこまでバカですかね」と言っていたし私も半信半疑だが、ひょっとしたらと思ってしまうのが恐ろしい。日本のマスメディアが報道しないからって、なかったこととは限らないと思ってしまうのがもっと恐ろしい。
 
◇カツジ猫が情緒不安定なのは私が留守をするせいだからだけではないのかもしれない。
少し前からうちの回りをわがもの顔にうろついて、玄関のまえに長くなって寝ていたりする若い猫がいて、白地に黒っぽいきじの模様が少し入っている美形だが、やせていてノラ猫らしい。
こうやって、「ここは自分の家」みたいな顔をするのは、死んだ「しまお」もそうだったなあと、少し切なく思い出していたら、昨日その猫が庭のすみにいて、もういっぴきいるようだったので近づいてみたら、毛玉のような、そっくりの模様の子猫が二ひきいっしょにいて、ころがるように逃げて行った。子育て中なのか、かわいそうに。餌をやりたいところだが、責任とれないものなあ。
カツジ猫はそれが気になっているのらしい。怒ってうなったりはしないが、ずっと庭に出てあたりを見ているようだ。まあ私がいない間の気紛らしになるからいいのかもしれない。

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カツジ猫