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ぼくと、こんちゅう(カツジ猫)

みなさん、こんにちわ

かいぬしは、きのうは、いちにち、えいがをみて、あそんできたそうで、
「いかん、めが、しょぼしょぼする」と、いっていました。

こんちゅうが、いっぱいでてくるえいがで、
「かぶとむしと、かまきりが、かっこよかったよ。
めすに、あたまをたべられても、あたまのないままで、
こづくりをしている、おすとか、
こねこに、ころされかけながら、がんばって、たまごをうむ、めすとか、
いろいろ、さすがだなあという、えいぞうだった。
なれーしょんと、まんがが、びみょうだったけど、
こどもには、あれが、あんがい、うけるのかもしれない。
まあ、あんまり、あまったるいかんじじゃないのが、よかった」と、
ぼくに、はなして、きかせました。

ぼくは、にわで、かりをして、とんぼや、がや、ちょうちょは、
とってきたことがあるし、とかげも、つかまえたことがあります。
でも、いっかい、といれのすなばで、かまきりと、そうぐうしたら、
かまをふりあげて、おどかされて、
わるいよかんがしたから、そのまま、せなかをむけて、
みなかったことにして、いえにかえりました。
かいぬしは、それをおぼえていて、
「おまえは、おりこうだよ。
あんなのに、かかわったら、きっとぶじじゃすまない」と、
ぼくを、ほめました。

かいぬしは、このごろ、いなかや、いえのちかくで、
せみが、あおむけにころがって、しんでいるのに、よくあうそうで、
「あんまり、あついからかねえ」と、しんぱいしています。
このまえは、いっぴき、いきているかもしれないのにあったので、
みずをかけてやって、きのねに、おいてきたそうですが、
「そういうときのために、きゅうきゅうようの、じゅえきとか、
かって、おいとくべきかしら」といっていました。

かいぬしは、いぜんに、しょくばのろうかに、ころがっていた、
かなぶんをたすけて、げんきにして、とんでいかせたこともあるので、
いまも、そのときの、かごを、もっています。
きのうのえいがには、かなぶんもでたといって、よろこんでいました。
「おまえや、ほかのねこが、みんなしんでしまったら、
ろうごは、かなぶんや、かぶとむしや、ばったでも、かうかな。
じゅみょうが、みじかいから、わたしがさきにしぬ、しんぱいがないから、
けっこう、いいかんがえかも、しれない」
と、いっていました。

このしゃしんは、ぼくの、みずのみばの、しゅうへんです。
ぼくが、こうして、たっているすがたは、
「なんだか、はくせいっぽいね。
がらすのなかに、てんじされているみたい」といって、
かいぬしは、わらいます。

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カツジ猫