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「インサイド・ヘッド」と「アリのままでいたい」。

◇昨日、タイトルの映画二つを立て続けに見て来ました。
けっこう余裕をみて、普通なら30分で着く映画館に一時間前に出発したのに、これでもかというぐらいのお盆ラッシュで、開始時刻に駐車場にすべりこみ、数分過ぎにチケット買い、「あと三分で本編がはじまりますよ」と言われてラッキー!と飛びこんで、「アリのままでいたい」を無事鑑賞。子供連れが結構多くて、でも子どもたちは面白そうに見てました。むしろ、私のとなりのお母さんは途中からいなくなったと思っていたら、私のすぐ横になんかショールみたいなのが置いてある気がして、寒がりの人かしらとぼんやり考えていたところ、終わったら、そのショールがむくむく起き上がったお母さんの頭で、彼女座席に横になって寝てたみたい(笑)。疲れてたんだろうなあ。二つぐらい向こうの席で、子どもはずっと熱心に見てました。

映画の感想はカツジ猫が書いてくれてるので割愛(笑)。昆虫が少しずつ減ってる感じがするという話が気になりました。

◇「インサイド・ヘッド」は、要するに江戸時代の黄表紙の「心学早染草」を限りなくゴージャスにした話と言えばそれまでですが、映像も美しくて楽しめました。

ただ私が、「ふるえるほど感動」するまでには至らないのは(以下ネタばれ)、まあ私を知ってる人なら予想がつきすぎて面白くもないでしょうが、幼い時の空想のビンボンを消してしまうのが「成長」という発想と、それとつながるけど、脳内恋人のカッコいいだけのイケメンを使い捨てにする、前にも書いた「美しい男」への悪意。その二つをそんな風に安易に処理する芸術に、私は絶対感動しない。

◇それと、例の悪名高い、映画の前の関係ない歌と映像、それにおまけの短編映画。あれね、いつも思うんですが、子どもは楽しめるんだろうか。
私は母がまだ元気なころ、よくいっしょに映画を見に行ってました。だんだん母が年取って少々ボケてきてからは、次第に映画の複雑な筋が理解できなくなったり、疲れて眠ってしまうようになるのをずっと体験してきました。

で、まだかなりしっかりしてる頃、映画の途中で寝てしまう時、母は「昔は絶対こんなことなかったのに」と愚痴ってたけど、その時期に時々言ってたのが、予告編をたくさん見せられると、「あー、私これを夢中で力入れて見てしまうから疲れるの」ってことだった。
だから私は母に見せたい映画があって連れて行くとき、予告編やCMが長くて面白かったりすると生きた心地がしなかった。
今はそれこそ自分がね、徹夜明けだの疲れたりだのしてるとき、少しでも体力を温存して本編に備えたいから、予告編の間は目を閉じてたら、それはそれで、そのまま爆睡したりする。もう大変なのよ、いろいろと、年取ると、ほんと。

子どもがいないからわからないけど、ちょっとでも上映時間が短い方が集中力は維持できるんじゃないのかなあ。わざわざお目当ての本編前に、退屈しかねないものを長々流すって何かいいことあるんだろうか。短い時間ならともかく、はんぱじゃない長時間、関係ないものを見せるのって、少なくとも私が母を連れて行ってたら、どんなにカリカリしたかと思う。残り少ない集中力や体力を、お願い無駄遣いさせないで、食い荒らさないで!と、ずっと心で叫んでたろうよ。

◇世の中の動きについては、また手抜きですが、こちらの皆さんのツイートやブログをどうぞ。私の紹介したいこと、言いたいことが満載です(笑)。チャンシマさんのフェイスブックが復活したのもうれしいです。

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◇しばらく紹介する機会がありませんでしたが、「犬猫みなしご救援隊」のブログです。福島で動物救援活動をされたこちらの団体の中谷代表は、ふだんは原発についてあまり書かれませんが、8月12日の書き込みでは、原発の再稼働への強い怒りを示されています。

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