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ぼくと、よそのねこ(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、きのうから、かぜをひいたようで、
「これというのも、こころのゆるみからだ。
やることの、ほうこうが、さだまっていないと、
きんちょうかんにかけて、こうなる」と、
なんだか、むずかしいことをいっています。

ごねんぐらいまえの、ふるいくすりを、
ひきだしから、みつけだして、
「これ、きくのかしら」といって、のんでいます。
はやく、おいしゃにいったほうがいいと、おもうけどな。

けさ、ぼくが、えさをねだったら、かいぬしは、ぼくの、あしのあいだから、
うしろのおさらに、ごちそうをのせて、
ぼくが、きづかずに、せがんでいたら、
「うるさいよ、もう」といって、
ゆびで、ぼくのおでこを、はたきました。

ぼくは、きずついて、にげて、いすのうえにいたら、
かいぬしは、「おいで、かつじ」とよぶので、
ぼくはいって、ごちそうをみつけて、たべました。
そのあと、ぼくが、いいきもちで、ろうかのかごに、ねていたら、
「かつじ、しあわせかい」といって、
ぼくのからだをこねまわしたので、きもちよかったけど、
「あ、ここに、けだまがある」といっていたので、
また、はさみで、きるつもりかもしれないから、
ゆだんはできません。

このまえから、おにわに、しろくろのねこがきて、
ぼくも、きらいじゃないので、にひきで、かおを、みあったりしています。
でも、かいぬしが、このまえ、しっしっと、おいはらったから、
もうこないかな。

ぼくが、まどから、そとをみていると、かいぬしは、
「なんだか、さびしそうだねえ」といって、
ちょっと、きがとがめてるみたいです。

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カツジ猫