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ぼくの、おでこに、ごちゅうもく(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

きょうも、あさから、あつくなりそうです。
かいぬしは、このまえ、せんたくした、しきふがわりの、めんもうふを、
しまうのが、めんどうくさかったらしくて、
「せもたれに、いいや」といって、
くろーぜっとの、はしに、おいていました。

ぼくは、くろーぜっとで、ねようかと、いってみたら、
そこが、きもちよさそうだったので、
さっそく、うえで、ねました。
かいぬしは、それをみつけて、
「あらー、いいとこみつけたね。
でも、また、おまえのけがつくのか。
せっかく、あらったのに」と、
ふくざつな、かおをしていました。

くろーぜっとの、まどには、かいぬしが、
むかし「ゆふいん」で、かってきた、
「さんきゃっちゃー」という、がらすのかざりが、さがっていて、
おひさまがてらすと、ひかりが、へやのなかに、はんしゃします。

ぼくが、ねていると、ぼくのうえにも、
にじのいろの、ひかりが、いっぱい、ついていたので、
かいぬしは、いそいで、かめらをもってきて、
うつそうとしました。

でも、ひが、かげったり、さんきゃっちゃーが、うごいたりするので、
なかなか、うまくいかなくて、
ながいこと、ぼくのそばで、かめらをかかえて、まっていました。
いそがしいと、くちでいうわりには、
こういうことをするから、かいぬしのきもちは、なぞです。

けっきょく、うまくとれなくて、このいちまいだけが、
なんとか、ぼくの、あたまに、ひかりがのっているのが、みえます。
ちょうど、めとめの、あいだです。
くびのところにも、ちょっと、みえるし、
ほっぺたのところのも、そうかな。

かいぬしが、くしんした、さくだから、
まあ、いちおう、みてやってください。

かいぬしは、あさと、ゆうがた、みずをまくので、
そのあとで、ぼくが、にわにでると、
きのしたを、あるいたりしたとき、はっぱのしずくで、ぬれます。
かいぬしは、ぼくをさわって、「あれ、あめなの」といったあとで、
「ああ、わたしが、みずをまいたからか」といっています。

このまえは、かいぬしが、おふろにはいっていたとき、
ぼくが、いつものように、おゆをのみに、はいっていったら、
ぼくのしっぽのさきに、「るりまつり」のあおいはなびらが、くっついていて、
かいぬしは、「あら、おしゃれしてる」と、わらいました。

「しげみのしたを、あるくから、くっつくのね。
ということは、しっぽをたてて、あるいてたのかな」といって、
かめらをとりにいきたかったらしいけど、
おふろのなかだったし、あきらめたようです。

そのあと、なんにちかして、いすのうえに、
しおれた、ちいさい、るりまつりのはなびらが、おちていて、
かいぬしは、「かつじが、つけてたやつかしら」と、
ひろいながら、わらっていました。

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カツジ猫