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ぼくの、ざんとう(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

きょねんのなつ、ぼくがしんだあとで、かいぬしは、
のこったかんづめや、ふーどや、しょっきや、おもちゃなど、
いろんなものを、おせわになっていたひとたちに、
ぼくのしゃしんといっしょに、くばって、
いえのなかから、なくしました。

ぼくをかわいがってくれた、ごかぞくから、もらった、
えびの、ぬいぐるみとかは、だれにもあげないで、
ぼくのしゃしんをしまった、はこに、いれて、とっています。
 ぼくも、そのほうがいいです。

あと、かいぬしが、ひとにあげられなかった、ぼくの、もちものは、
だいどころにあった、ぼくの、といれでした。
 いきているあいだ、ぼくはずっと、いえのそとの、
かなあみをはった、おにわのなかの、すなばで、といれをしていました。
 だいくさんが、ぼくせんようのいりぐちと、かいだんを、
だいどころのかべに、つくってくれていて、
ぼくも、かいぬしも、きにいっていました。

いまも、かいぬしは、そのいりぐちから、ぼくがでいりできるような
つうろを、かくほしてくれています。
 かいぬしにはみえないけど、ぼくは、いまもいっしょにくらしていて、
いきていたときとちがって、すきに、どこにでもいけるから、
そのいりぐちをつかわなくてもいいんだけど、
せっかくだから、いまも、りようしています。
とびらにくっついている、ぼくのけも、そのままだしね。

さいしょに、そこから、でるれんしゅうをしたときに、
ぼくは、しっぽをはさんでしまって、
ぎゃあと、おおさわぎしました。
 とらうまになって、つかわなくなるんじゃないかと、
かいぬしは、しんぱいしたけど、ぼくはすぐなれて、
おおゆきのひも、どしゃぶりのひも、ぜったいに、そこからでていって、
すなばで、といれをしていたので、かいぬしは、
まいにち、そうじをしたり、すーぱーでかってきた、「かわすな」を
あたらしくいれたりしながら、「えらいねえ」と、かんしんしていました。

ぼくは、しぬときに、そんなにぐあいはわるくなかったけど、
その、はんとしぐらいまえから、そとにでるのが、めんどうになって、
だいどころのゆかに、うんちや、おしっこをするようになりました。
 ぼくのうんちは、「やぎ」みたいに、ころころで、
おしっこも、きれいだったので、
かいぬしは、「まあ、このほうが、かたづけもかんたんでいいかも」と、
あまり、くにしていませんでした。

でも、「しつないといれも、わるくないかもね」といって、
「ふつうの、ねこといれだと、せまいし、ふちがたかいし、
おまえが、いやがるかもしれない」と、なやんだあげく、
おもちとかをいれるのにつかう、「もろぶた」の、
ぷらすてぃっくのやつが、すーぱーで、やまづみしてうってあったのを、
「これなら、いいかも」と、ひとつ、かってきて、
といれようの、しーとを、しいてくれたので、
ぼくは、そこで、といれをするようになりました。

「よく、すぐに、きりかえができましたね」と、かいぬしとしりあいの、
ねこをたくさんかっている、おみせのひとは、かんしんしていたけど、
ぼくは、そういうとこは、ゆうのうなんだい。

でもかいぬしは、その「もろぶた」に、いつもどうじょうしていて、
「ほんとうは、めでたい、おもちをならべてもらうはずなのに、
こんなことにつかわれて、もうしわけないねえ」といいながら、
しーとをかえるたびに、きれいにふいてやっていました。

ぼくのしんだあと、かいぬしは、
「さて、これを、なににつかおうか。
いままで、こんなじゅうようなしごとを、こなしてくれていたのだから、
ちょっと、らくで、かっこいいやくめをさせてやりたいね」と、
あたまをひねっていました。

なつに、にわやえんがわに、きんぎょのせとものを、
はちにいれて、うかべていたら、しろく、みずあかが、ついてしまって、
どうしても、とれなくて、いろんなせんざいをつかって、
やっと、なんとか、もとどおりになったのを、
かいぬしは、「もう、みずにうかべるのはやめよう」といって、
おふろばに、「もろぶた」をおいて、びにーるを、しいて、
そのうえに、きんぎょを、いれました。
 「そのうちに、おかねができたら、
もっと、じょうとうの、みずみたいないろの、びにーるに、かえよう」と、
けいかくしているみたいです。

おふろばには、ぼくも、よくいって、みずをのんだりしていました。
いまも、ときどき、いってみています。
ぼくの、「ざんとう」のひとつの、「もろぶた」が、
きんぎょのいけになっているのが、なんだか、わらえます。

「さくらのはなびらや、もみじや、いちょうを、
ちらしてみるのも、おもしろいかも」と、かいぬしは、いっています。

なかをのぞくと、びにーるに、ぼくのかおが、うつったりします。
かいぬしは、きづいていないみたいだけどさ。

このしゃしんは、にたようなのが、おおいんだけど、
「うすめをあけているのが、うける」と、
かいぬしが、いつもわらう、いちまいです。
 まげた、まえあしも、わるくないだろ。

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カツジ猫