ぼくの、しゃべれる、ことば(カツジ猫)
むうんおばさんへ
ぼくに、さっそく、めーるのおへんじをくれて、かんしゃします。
そして、「はげ」をおくってくれるそうで、ありがとうございます。
かいぬしに、よんでもらいました。
「かつじくんの、いしが、かくにんできました」といわれて、
えらくなったようで、きぶんがいいです。
「はげ」は「かわはぎ」とおなじだけど、
「まるはげ」より「うまづらはげ」のほうがおいしくて、
「ふぐ」に、そっくりだということも、せつめいしてもらって、わかりました。
べんきょうに、なりました。
かいぬしは、「よのなかのひとの、てまえもあるから、
おさかなは、いちおう、わたしがたべるからね。
おまえは、わけてもらうだけよ」と、ねんをおしました。
あんがい、きがちいさいので、いろいろ、きをつかうみたいです。
むうんおばさんというなまえが、きにいってくれて、よかったです。
ぼくが、しゃべれる、にんげんのことばは、すくないけど、
「むうん」は、いつも、うまくいえるので、だいじょうぶです。
この、しゃしんは、かいぬしが、かぶきをみにいったときに、
ぶたいから、みずが、はねるのを、よけるために、
げきじょうの、おみせでかった、たおるのうえに、
ぼくが、ねているところです。
じっさいには、かいぬしのすわっていたところまでは、
みずは、とんでこなかったそうです。
かいぬしは、あついときに、べっどかばーが、あせで、よごれないように、
このたおるを、しいて、ひるねしていたのだけど、
ぼくが、いつもねるので、そのあとねると、
せなかに、けがつくと、なつじゅう、こぼしていました。
おそくなってもいいから、「はげ」をまっています。けいぐ。