ぼくの、なつのくびわ(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
かいぬしは、「きょうのしごとの、よていが、すすまない」といって、
なんだか、あせっています。
ぼくは、そんなことはかんけいないので、
きもちよく、おひるねをしました。
かいぬしが、いつも、ぼくがすわるつくえのうえに、
ほんや、のーとを、ひろげていたので、
ぼくが、そのうえにすわって、かおをあらっていたら、
かいぬしは、「あーだめよー」といって、
ぼくをどけて、しごとをしました。
かいぬしが、ちょっと、おちゃをいれにたったときに、
ぼくは、かいぬしがいた、いすのうえに、
まるくなって、ねてみました。
かいぬしは、「おまえー、どうあっても、
わたしにしごとをさせないつもりだね」といいながら、
べつのいすにすわって、おちゃをのんでいました。
ぼくの、このくびわは、
かいぬしが、まえに、でぱーとで、
かわせいひんの「そくばいかい」をしていて、
このみのいろと、かざりを、えらべるようになっていたのを、
かってきたものです。
なつように、すずしいのがいいといって、
しろいくびわに、みどりのはなをつけてもらったけど、
「もうひとつぐらい、つけてもよかった」と、
つぎのひに、いったら、もう「そくばいかい」がおわっていて、
かえなかったらしいです。
「でもまあ、このほうが、すっきりしていていいかもね」
と、かいぬしは、いっていました。
おとなっぽくて、かっこいいから、
ぼくも、このくびわは、わるくないとおもいます。
「このしゃしんだと、おまえ、ずいぶん、おおきくみえるね。
よくたべるし、ほんとにすこしは、ふとったのかな」
と、かいぬしは、ぼくをなでて、たしかめています。