ぼくの、ぶらしっぽ(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、あさから、みずまきをして、つかれたそうで、
「まともにごはんをたべようか。やけで、あいすきゃんでーにしようか」とまよっています。
あいすきゃんでーは、いちど、ぼくも、べっどのうえで、
なめさせてもらったけど、たいしたことはなかったな。
このしゃしんは、かいぬしが、だいぶまえに、
ぼくの、あしとか、ひげとか、しっぽとかを、とって、
あそんでいたときの、いちまいです。
「きゃらめるのしっぽは、ふとくてかっこよかったし、
みけねこしなもんのしっぽは、
しゅうっとながくて、かたちもよくて、ぜっぴんだった。
しっぽの、びじんこんてすとがあったら、
いいとこまでいったにちがいない。
ゆうしょうしたかもね。
おまえのしっぽは、いちばん、けがふさふさで、
おおきくて、りっぱななのに、
どうも、しゃしんも、じつぶつも、
もさもさの、ほうきみたいで、ぱっとしないねえ。
どうしてかなあ」と、かいぬしは、いいます。
おおきな、おせわだい。
「みてると、いちばんおもうのは、
びんをあらいたくなる、ってことだよ。
ぶらしみたいなんだもん。
ぶらしっぽ、と、よんでやろうか」ともいわれました。
こういうのは、ことばによる、ぎゃくたいじゃないかと、
ぼくは、おもったけど、まあいいや。
かいぬしは、きのう、まちで、
「どこにでもあるものだけど、でざいんがよかったから」といって、
やしのきの、もようがある、すずしくなるまっとを、
「おみやげだよ」といって、かってきました。
でも、じぶんが、そのうえにねて、
「うん、これはかいてき」といって、
てれびをみているうちに、ねてしまいました。
ぼくは、ねごこちをたしかめてやろうと、
かいぬしの、かおのそばにいって、
まっとの、はしで、あさまで、ねました。
まあまあだったけど、へやがすずしいから、
そんなに、ありがたいわけでも、ありません。
あれは、かいぬしに、つかわせてやろうと、おもいます。