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ぼくの、ぶりきのたいこ(カツジ猫)

みなさん、こんにちわ

さいきん、ぼくが、ここにとうじょうしないので、
「どうしたのかな」とおもっているひとも、いるらしいです。

かいぬしは、そんなひとに、
「ごあんしんください。しめころしたくなるぐらいげんきです」とか、
めーるで、へんじしていましたが、
きのう、よぼうちゅうしゃに、いったら、びょういんのせんせいが、
「みみのねもとに、しこりがあるようですね。
わるいものかもしれないから、しゅじゅつして、しらべましょう」といったので、
「わたしよりさきに、しんでくれないとこまるとおもっていたけど、
まだちょっと、はやすぎるよ。
もうすこしは、ながいきしてくれないと」といっています。

でも、おちこんでいるかとおもったら、
「おまえがしんだら、にわのどこにうめようかね。
まどのまえの、きのしたとか、どうだい」といって、
おはかのばしょをさがしたり、
ねっとで、ねこのはかいしをしらべて、
「まあ、あんがい、かわいいのがあるのね」とかいっていて、
ちょっとむかつきます。
そう、きたいどおりに、しんでなんか、やるものか。

ぼくは、このごろ、まいにち、おさしみを、さいそくします。
おさしみをもらわないと、おちつきません。
かいぬしは、いま、よんでいる、ほんのなかの、おとこのこが、
「ぶりきのたいこ」がないと、まんぞくしないので、
「おまえには、このおさしみは、ぶりきのたいこみたいなものなんだろうね。
かりに、わたしが、しにかけていても、きにしないで、
おさしみはないか、さがしているんでしょ」と、いいます。

きのうは、びょういんで、せんせいと、かんごふさんが、
りょうほうの、みみのなかを、きれいに、そうじしてくれました。
すごく、きもちがいいので、ぼくはあさから、じゅくすいしています。
「なんだか、さわったら、しこりもなくなってるみたいだね。
なんでもなかったら、いいんだけど」と、かいぬしはいっています。

「おまえの、さきがながくないとわかったら、
ちょうど、うえのいえもかたづいたし、
ときどき、いっしょに、うえのいえに、つれていってやろうかね」
と、かいぬしはいっていて、それはちょっとたのしみだから、
もうすこし、ぐあいのわるいふりをしていようかな。

 

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カツジ猫