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ぼくのしっぽの、つかいみち(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

このしゃしんは、このまえ、ぼくが、かいぬしが、どあをあけたすきに、
げんかんから、そとにでて、おさんぽしているところです。
かいぬしは、しばらく、ぼくに、ついてあるいていて、
おとなりの、にわに、とびおりようとすると、
「はい、そこまで」といって、ぼくをだいて、いえにはいってしまいます。

ときどき、うえのいえの、げんかんに、ぼくをだいたまま、すわって、
「おゆきさんや、きゃらめるや、しなもんや、
いろんなねこたちと、ここにすわって、おつきさまや、ゆうひや、
みちをとおる、くるまを、みたっけなあ。
おまえが、ここにいっしょにすわる、さいごのねこに、なるのかね」
といっています。

かいぬしは、ぼくが、だいどころで、みずをのんでいると、
のみすぎじゃないかと、しんぱいなのか、
よく、そばにきます。
だいどころの、だいのうえに、がらすの、かびんがあって、
そのなかの、みずを、ぼくは、のみます。

ちょうど、この、しゃしんのようなかっこうで、
しっぽを、たてて、のんでいると、
かいぬしは、うしろにたって、ぼくのしっぽを、てで、はさんで、
「いろりの、そばで、なわなう、ちちは、
すぎし、いくさの、てがらをかたる」と、うたいながら、
りょうてで、ぼくの、しっぽを、こすります。
ぼくが、みずをのむのに、しゅうちゅうして、
しっぽを、そのままにしていると、
いいきになって、いつまでも、やっていて、
「うーん、ひょっとして、なんかちょっと、わいせつかも」と、
ひとりで、はんせいしていました。

ぼくが、べっどで、ねているときに、
かいぬしが、はなしかけたりしたら、
ぼくは、めをつぶったまま、しっぽで、へんじします。
さきのほうだけ、ぱたんぱたんと、うごかすと、
かいぬしは、おもしろがって、
なんべんも、ぼくをよんでは、
「しっぽって、べんりだね」と、かんしんしていました。

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カツジ猫