ぼくは、あたたまる(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
このまえ、あたたかなひが、つづいたとき、かいぬしは、
「やばい。とうゆが、あまっちゃう」と、さわいで、
うえのいえから、ふぁんひーたーと、とうゆを、もってきました。
「はやく、つかいきってしまわないと」と、いっていましたが、
また、さむくなったので、たりなくなるかもしれないと、しんぱいしています。
「まるで、わたしの、ちょきんと、じゅみょうみたいだわ。
のこすきは、ないけど、いのちよりさきに、おかねがなくなってもこまるし。
それと、おんなじことねえ」と、みょうなかんしんを、しています。
ふぁんひーたーは、ぴんくの、しかくい、はこで、
さいしょ、ごとごと、へんなおとがするので、
ぼくは、そうとう、びびりました。
かいぬしは、まえのゆかに、もうふをしいてくれたけど、
ぼくは、そこでねる、ゆうきが、まだありません。
でも、きけんじゃないし、あたたかいということもわかったので、
そばの、べっどのうえで、ねることにしました。
このしゃしんは、かいぬしが、いつもしごとをするいすのうえで、
ぼくが、あくびをしているところです。
「こんなに、めをまんまるにしたまま、ふつう、あくびをするかねえ」と、
かいぬしは、あきれています。
「そとねこの、しまおが、まだ、なれていないとき、
えさを、もらうたびに、そうやって、くちをあけて、
しゃあしゃあ、おこっていたよねえ。
なきかたを、しらないから、このしゃあしゃあで、
ないているつもりなんだなあとおもっていた。
そのうちに、いつのまにか、おおきなこえで、なくようになったのよ。
のらねこは、なかないというけど、
しまおは、もう、のらねこじゃなくなっていたのね。
ちょっとだけ、さわらせてくれるようになっていたし」
と、かいぬしは、いっていました。