ぼくは、あめに、ぬれる（カツジ猫）

みなさん、こんばんわ

きょうはあさから、いいてんきだったので、
かいぬしは、はなうたまじりで、あさから、べっどのしーつをはいで、
せんたくして、ほしました。

「これは、いまはなくなった、おしゃれなおみせで、かった、
ふらんすの、しーつだよ。そんなに、たかくもなかったけど」と、
かいぬしは、いっていました。
やわらかい、あみのような、しーつで、ぼくが、からだにつけてくる、すなや、ごみも、
そのあみめから、したに、おちるので、
しーつが、ざらざらしなくて、いつも、かいてきです。

そのかわり、しーつをはいだあとで、べっどを、そうじしないといけません。
かいぬしが、ほうきで、きれいに、はいたあとの、べっどに、
さっそく、ぼくが、ねていたら、かいぬしは、それをみつけて、
「あらまあ」と、ふくざつなかおを、していました。

そして、ひるごろから、でかけたけど、
そのあと、あめがふったので、かいぬしは、ゆうがた、かえってきて、
「のきしたに、ほしていて、よかった」といいながら、
しーつを、とりいれて、ろうかに、ほしています。

あめは、よるになって、ひどくなりました。
ぼくが、にわにでて、かえってくると、かいぬしは、ぼくのせなかをなでて、
「だいぶ、ふってるねえ。ぬれたら、かぜをひくよ」といって、
たおるで、ぼくを、つつんで、ふいてくれました。
ぼくは、さいしょ、つつまれるのが、こわかったので、おこりましたが、
ふいてもらうと、きもちがよかったので、
おこらないことにしました。

かいぬしが、つくえのそばにおいた、
いなかから、もってきた、しろい、わごんは、
したのだんが、ぼくの、ねばしょに、なりました。
かいぬしが、しごとをしているとき、
ぼくはそこで、ねています。
かいぬしは、ときどき、てをのばして、
まるくなっているぼくを、さわります。

そとはまだ、あめのおとがしています。
あしたは、はれるのかな。