ぼくは、いすのなか(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、きのう、はりきりすぎて、つかれたのか、
きょうは、でれでれしています。
「もう、かたづけは、いいかげんにちゅうしして、
べんきょうをしないといけないのに、
きもちの、きりかえができない」といって、なげいています。
かいぬしは、かべのえを、かけかえたりするときに、
このしゃしんの、いすを、つかいます。
いつもは、くろーぜっとに、おいてあるけど、
このごろは、よくつかうから、だいどころに、だしっぱなしています。
ぼくが、そのいすのしたにはいっていると、かいぬしは、
「わー、おりのなかの、かつじだ」と、さわいで、
いそいで、しゃしんに、とりました。
そとねこの、しまおは、やっぱり、きません。
もう、こないのかな。
かいぬしは、しまおのために、かっていた、わりとおいしい、えさを、
うえのいえにいる、「ぐれいす」や「ばぎい」にやろうかと、まよっています。
ぼくは、いっぺんにちょっとしか、たべないので、「おやつ」ぐらいでないと、のこすし、のこしたのは、もう、にどとたべません。
しまおようのえさだと、おおすぎるからのこします。
かいぬしは、「むかしから、『ねこの、よりつきぐい』というのに、おまえは、なんとしたことだ。
もしかして、ほんとうは、ねこじゃないんじゃないの。
このしたには、なにがいるんだろう」
といって、ぼくのけがわをひっぱって、ぬがすふりをします。
ぼくが、かみつくと、かいぬしは、
「はいはい、わるかったよ。ねこかぶりめが」といって、やめます。
さむくなったわりには、ぼくのけは、まだぬけません。
でも、かいぬしは、ぶらしをかけたそうにしています。