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ぼくは、おぼんはきらい(カツジ猫)

みなさん、おはようございます。

おぼんのあいだ、すーぱーに、ぼくのすきな「ふく」のおさしみがなかったので、
かいぬしは、こまっていました。

「ちゅーる」にかつぶしをまぜたのを、
もりあげて、おかしのようにしてくれたり、
いろいろくふうしてくれてたけど、
ぼくが、「これだけ?」みたいなかおで、
なんども、そばにいくので、さいごは、いらいらしていたみたいです。

「あら」や「たい」とか、ほかのさかなのおさしみもかってきたけど、
どれも、いまいちで、
やっぱり、さかなは、ふくだとおもいました。
かいぬしは、もともと、さばや、あじがすきらしくて、
「ふくなんて、あんな、ごむみたいなのの、どこがおいしいの」と、いったりして、
ぼくたちのかんけいは、なんだか、ぎくしゃくしていました。

おぼんもおわって、ふくも、ふっかつして、ぼくは、ごきげんです。
かいぬしは、「わたしとおまえのかんけいを、
ささえるのは、ふくしかないのか」
と、なさけながっています。

このまえ、おきゃくさんがきました。
おんなのひとで、「かつじくーん」といって、かわいがってくれました。
ぼくも、いちおう、あいさつをして、
ぼくなりのあいきょうをふりまいて、
おもちゃで、あそんで、あげました。

おきゃくさんは、ひさしぶりだったから、つかれて、
そのあと、べっどで、ねていたら、
かいぬしが、そばにねて、かまってきたので、
ひさしぶりに、りょうてで、かいぬしのてをつかんで、
しっかり、かみついてやりました。

「もう、なにを、かんがえているんだろうね」と、
かいぬしは、あきれて、
「そのかみつくときの、はなによせる、しわが、
ちょっと、せくしーだよ」と、
わけのわからないことをいっています。

おきゃくさんには、かみついたりしないから、
これは、ぼくの、とくべつさーびすだと、おもってもらいたい。

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カツジ猫