ぼくは、かりをする（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

このしゃしんは、かいぬしが、ちょうないの、しんねんかいで、
きんじょの、おくさんから、もらってきた、かごに、
ぼくが、はいっているところです。
そのおくさんは、まいかい、あつまりのときに、
けーきをやいてきて、みなにくれるのだけど、
このごろは、こうやって、つくった、かごを、みなにくれるそうです。
かいぬしは、よろこんで、このまえもらった、ちいさいかごを、
おかあさんのへやで、ものいれにしたりしています。

こんかいは、きれいな、かいものかごとかも、あったのだけど、かいぬしは、
「しょるいとか、いれるのに、ばっちりだわ」といって、
これを、えらんだそうです。
でも、いきようようと、これをかかえて、かえってきたあとで、きがついて、
「あー、かつじが、はいるなあ」といっていました。
そのとおりになりました。

このまえ、ぼくは、おにわで、とかげを、つかまえました。
「かべちょろ」という、ちいさいのの、こどもです。
おうちに、もってかえって、ゆかのうえで、あそんでいると、
かいぬしがみつけて、「かわいそうでしょうが」といって、
そとにもっていって、にがしてしまいました。
ぼくが、ゆかのうえを、きょろきょろさがしていると、
「おまえも、このくらいの、えものなら、
かれるようになったのかね。
ごほうびをあげようね」といって、
「おやつ」をくれたので、ぼくは、まんぞくしました。

けさ、かいぬしは、おにわのくさを、きれいにとって、
みょうがのなえを、うえました。
あるきやすくなったので、また、えものをさがそうと、おもいます。

ゆうべは、かいぬしが、はやくねたので、
ぼくは、よろこんで、ふとんにはいりました。
かいぬしは、ぼくが、ぐるぐるいっている、かおや、のどを、ゆびでなでながら、
「わたしも、ばかだねえ。
こんな、しあわせがあるというのに、
まいばん、おそくまで、ぱそこんで、
いろいろみたり、あそんだりしてさ」
と、はんせいしていました。
だから、ぼくが、まいばん、ねようねようって、
あんなに、さそいにいっているのに、
わかってないんだからなあ。