ぼくは、すとーかー(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
まいにち、もうれつに、あついです。
ぼくは、にわが、すずしいときは、にわにいます。
でも、かいぬしが、ときどき、ほーすで、みずをかけるので、
そのときは、いそいで、なかに、ひなんします。
いちばん、とおくのたなにいたら、みずがとどかないとわかったので、
このごろは、そこにいるときは、にげません。
「すこしは、どきょうがよくなったかな」と、かいぬしは、
みずのむこうから、ぼくをみて、いっています。
いえのなかでは、ここすうじつ、
ぼくが、といれのまえの、ゆかにねるので、かいぬしは、
「ただでさえ、ぞうきんににているのに、
そんなかっこうをしていたら、
まっととまちがえて、ふみそうよ」と、なげいています。
「ねこって、いえのなかの、いちばんすずしいところに、ねるんじゃないの。
どうみても、そこは、そうじゃないよ」といっています。
けさは、とうとう、やってきて、
「ねえ、いらぬせわだとは、おもうけどね。
こっちのほうが、すずしいんじゃないかな」といいながら、
ぼくをだいて、おふろばにつれていって、
ゆかのうえに、ねせました。
ぼくはちょっと、そこにいたけど、すぐに、また、
もとのところに、いきました。
「やっぱりだめか。なんでかなあ」と、かいぬしは、
あたまをかかえていました。
かいぬしは、といれのどあは、いつもあけています。
「いくらねこでも、おまえがそこにねていたら、
わたしもちょっと、おちつかないのよ。
しかもおまえ、ねていても、めをあけてるでしょ」と
かいぬしは、といれのなかから、ぼくをみて、
ためいきをついています。
「これじゃ、なんのために、ひとりぐらしをしているのか、
わからないじゃないの」となげいていました。
でも、あさは、ぼくが、めをさまして、かいぬしをさがしていて、
といれにいるのをみつけて、ちかよっていくと、
「おいで」と、ひざにのせてくれます。
なんだか、しゅびいっかんしないと、おもいます。
「ひざにのるのは、べつにいいのよ。
いりぐちに、ねているのが、いやなのよ」と、
かいぬしはいいました。
にんげんの、きもちは、ふくざつなんだとおもいました。
きにしなくて、いいのにな。