ぼくは、どさんこ(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、ぼくがこのごろ、ねてばかりいるので、
「おまえ、だいじょうぶかい。どっか、ぐあいがわるいの」と、
しんぱいしています。
まいにち、おさしみはくれるし、
とくに、もんくがないから、ねてるのさ。
そっちこそ、ぱそこんのまえにいて、
ぼくが、べっどから、「ねようよ~」とよんでも、
まるっきり、むしするくせに。
おひるでも、よるでも、
ぼくは、ろうかのかごや、つめとぎのうえで、ねていても、
かいぬしが、べっどにひっくりかえって、きゅうけいしていると、
すぐに、そばにいって、ねます。
さっきも、そうしたら、ひさしぶりに、ぶらしをかけてくれました。
きもちよかったです。
ぼくが、べっどにとびあがると、かいぬしは、しょうげきで、
うたたねしていても、めをさますみたいです。
「おまえ、たいじゅう、かるいくせに、
けっこう、どさんっと、べっどをゆらしてあがってくるからなあ」と、
かいぬしは、ぼやいています。
さいきんは、ぼくのことを、「どさんこかつじ」とよんでいます。
「おおずもうにでたら、つよそうななまえじゃん」だってさ。