ぼくは、ならずもの（カツジ猫）

みなさん、こんばんわ

このしゃしんで、ぼくがつけているくびわは、あかい、かわのやつだけど、
いまは、あたらしい、くびわをつけています。
「えらく、たかかったのよ。いそいでかって、ねだんもみないで、
はらうときに、ぎょっとしたけど、もう、ひっこみがつかなかった。
しょっくで、もったいなくて、つかえなくて、ずっとしまっていたけど、
もう、いくらだったかも、わすれたし」とか、
わけのわからないことをいって、かいぬしが、どこからか、
だしてきた、やつだけど、
そんなに、たかそうには、みえないけどな。
こんど、ごらんにいれます。

ぼくの、ふゆのけは、まださむいひもあるからか、
なかなか、ぬけません。
かいぬしは、このまえ、べっどにすわって、
ぼくに、ながいこと、ぶらしをかけてくれました。
くびのところとか、きもちがよかったので、
ぼくが、おとなしくしていると、
かいぬしは、おなかや、おしりまで、しっかり、すいて、
「ほら、いっぱい、けがとれたよ」といって、
まんぞくしていました。

いなかのいえから、いろんなにもつをはこんでくるので、
ぼくのすむ、したのいえも、だんだん、ちらかってきました。
「これはこれで、わるくないかもしれない。
いいながめじゃないか」と、かいぬしはいっています。

このしゃしんで、ぼくが、みずをのんでいる、だいどころの、
つくえのまわりは、むかしから、ちらかっているのだけど、
「こうやって、しゃしんにとると、あらためてひどいね」と、
かいぬしは、はんせいしていました。

ぼくのまえにある、がらすの、かびんは、
むかし、せんぱいねこの、きゃらめるさんが、
きにいって、いつも、みずをのんでいた、かびんです。
ほかのねこは、つかわなかったのに、
ぼくは、さいしょから、すきで、これで、のんでいたので、
「ながいけの、ねこが、このむかびんなのかねえ」と、
かいぬしは、くびをかしげています。
ほかにも、みずいれはあるけど、
やっぱり、これでのむのが、さいこうです。

かいぬしは、ぼくの、このかおをみて、
「わー、めつきのわるい、せいぶげきの『がんまん』みたい」
と、よろこんでいます。