1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくは、ほっかいろ(カツジ猫)

ぼくは、ほっかいろ(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

ゆきは、とうげをこしたようです。
(ぼくも、だんだん、むずかしいことばを、つかえるようになりました。)

にわのゆきも、だいたいとけて、かいぬしは、
「ぱんじーも、だいじょうぶそう」と、よろこんでいます。

このごろ、まいにち、かいぬしは、
はなの、ゆきをはらったり、せんたくものをほしにいったりして、
かえってくると、「ゆびが、つめたい、もう、ちぎれそう」といって、
ぼくが、まるくなってねている、まんなかに、てをつっこんで、
「おお、あたたかい、たすかるわあ、かつじ」といって、
「おまえがいたら、ほっかいろなんか、いらないね」といっていました。

かいぬしのては、こおりみたいになってたとおもうんだけど、
ぼくは、けがわをきているから、なんてことなくて、
めもさまさずに、ねていました。
「すごいね、ねこというものは。
むかし、わたしが、つめたいあしを、
いっしょにねている、ははのあしにくっつけたら、
おまえは、にんげんじゃないといって、
おおさわぎされたもんだけど。
けがわって、さいきょうなんだね」と、
かいぬしは、ぼくのおなかに、てをつっこんだまま、
きもちよさそうにしていました。

そのことを、よくいく、おみせのひとにはなしたら、
「ほう、かつじも、やくにたっているんですね」と、
かんしんされたそうです。
いまごろ、きづいたんかい。
ぼくは、このいえの、なんばーつーだぞ。

かいぬしは、きのう、でぃーびーでぃーを、さんまい、
みせに、かえしにいったついでに、
となりの、いつもとはちがうすーぱーで、
ぼくといっしょにたべる、おさしみをかってきました。
くるまが、つかえないので、あるいていって、
すーぱーのふくろをさげて、かえってきました。

「なんだか、むかしのまんがにでてくる、
おみやげをさげて、ちどりあしでかえってくる、
よっぱらいの、おとうさんみたい」と、
じぶんで、いっていました。
いちまんぽちかく、あるくと、
いえにつくころは、ふらふらになるらしくて、
だれもみていない、げんかんのちかくでは、
ほんとうに、ちどりあしみたいに、よろよろしています。

でも、ぼくは、このごろは、おさしみよりも、
ちゅーるや、どらいふーどのほうが、すきなときもあって、
かいぬしは、「ほんとに、こころが、かよいあわない」と、
ぼくのかおをみて、なげいています。

きのうは、ひさしぶりに、かいぬしが、おふろにはいっているときに、
おふろにいって、じゃぐちから、
ほそく、みずをだしてもらって、のみました。
ずっと、わすれていたけど、おいしかったです。
これからは、まいばん、いって、のもうとおもいます。

Twitter Facebook
カツジ猫