ぼくは、めをとじわすれる(カツジ猫)
みなさま、こんばんわ
ぼくは、「えいず」のきゃりあーなので、かいぬしはしんぱいして、
まいにち、「いんたーふぇろん」の、てんがんやくを、さしてくれます。
たいていは、ぼくが、ごはんをたべて、きもちよく、ねているときなので、
ぼくは、ほとんど、もんくをいいません。
もう、なれてしまったし、きにならないので、
だいたいは、おとなしくしています。
でも、なにかのはずみで、かいぬしが、しっぱいして、てこずると、
しっかり、めがさめるので、ぼくは、ていこうします。
けさも、ぼくが、くびをふるので、くすりが、はなのよこにこぼれて、かいぬしは、
「わー、もったいない。たかいのに」と、なげいていました。(わらい)
そのあと、かいぬしが、さしなおそうとするので、ぼくがめをつぶったら、
かいぬしは、てをとめて、「そこなのよねえ。おまえいつも、いやがるわりに、
どうして、めをつぶらないのか、ふしぎでしょうがなかった。
おこりながら、いつも、ばっちり、ぎんぎんに、めをあけているんだもの。
さすがに、もうなんびゃっかいも、おなじことしてると、ちょっと、かしこくなったかな」
と、ぼくの、めのあいだを、ゆびで、なでてくれました。
このまえ、おきゃくさんがきて、ぼくをなでてくれたので、
ぼくは、うれしくなって、かみついて、ねこきっくをしたので、
てから、ちがでました。
かいぬしは、ひらあやまりしていましたが、
ねこずきなひとだったから、ぼくは、おこられませんでした。
かいぬしは、あとで、「まいったなあ。きゅうきゅうばこを、ちゃんとじょうびしておこう」
と、はんせいしていました。
けさ、かいぬしが、といれにいるときに、はいっていって、
かいぬしのうしろで、うろうろしていたら、
まえになくした、おもちゃのぼーるが、すみっこにありました。
ぼくが、まえあしで、ころがすと、すずが、ちりちりなりました。
かいぬしは、「ひとが、だいじなさぎょうに、しゅうちゅうしてるときに、
おどかすんじゃないよ、もう」と、ぼやいていました。