ぼくは、わらいをとる（カツジ猫）

みなさん、こんにちわ

きょうは、だんだんいいてんきになりました。
かいぬしは、「いえのかたづけもいいが、
そろそろ、しごともしなければ」と、いっています。
「しんぶんいがいのもじを、いつよんだかわすれた。
これでは、もうおしまいだ。
のうみそが、たいかしていくようでこわい」と、
なげいています。

ぼくは、かいぬしが、いえにいるので、まんぞくです。
きのうは、べっどで、かいぬしが、ひるねしているとき、
よこにねて、あたまをかいぬしのからだにもたせかけました。
「わ、そんなこと、いっぺんもしたことないのに」と、
かいぬしは、おどろいて、しばらくそのまま、うごかないで、
がめんが、とまったままの、てれびを、みていました。

きのうのあさは、かいぬしの、あさごはんの、さらだに、
おいしそうなものが、はいっていたので、
いっしょにたべました。
「『かにかま』なんか、たべるのか。
ねこのきらいな、すっぱい、どれっしんぐが、かかっているのに、
よっぽど、きにいったのかな。
なんにせよ、そんなにいっぱいたべて、だいじょうぶなの」と、
かいぬしはいっていました。
ゆうがた、ぼくは、そのひに、たべたものをぜんぶ、はいたので、
かいぬしは、「やっぱり、あれは、たべすぎだったのよ」といいながら、
かたづけて、いつもの「おやつ」をくれました。

このしゃしんは、すこしまえ、かいぬしの、るすがおおくて、
ぼくが、きげんがわるかったときに、とったしゃしんです。
かいぬしは、みたとたんに、おおわらいして、
ちょっと、よそをみて、またみなおして、また、おおわらいして、
「もうだめ。おもしろすぎる」といっていました。
とうとう、えはがきにして、ひとに、くばっているみたいです。

みたひとは、みなわらって、
「ほんとに、ぶさいくだったり、ふこうそうだったりしたら、
こんなかおしてたら、わらえないけど、
もともと、かわいいかおで、どことなく、しあわせそうで、
でも、ちょう、ふきげんなのが、よくわかって、
すごくたまらん、さいこう、うける」と、いっているそうです。
ちっ。