ぼくはもう、びびらない(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、このごろ、なんだか、ふあんていで、
けさも、ぼくがさっき、そとからかえってきて、
べっどのうえで、つめの、ていれをしていたら、
うしろから、「かつじー。うらないによると、
おまえはこいびとの、うでのなかで、
しあわせに、しぬんだってさ」といいながら、
だきよせて、ほおずりして、こねまわしました。
まじで、だいじょうぶなのかな。
そのあとで、ぼくは、いえのなかを、かけまわっていて、
かいぬしが、べっどのよこにおいていた、まるいいすに、
とびあがって、たおしました。
がたんと、おおきなおとがしたので、
かいぬしは、いそいで、みにきました。
「たいしたことないよ」といって、いすをおこしながら、
ぼくが、べっどのうえにすわっているのをみて、
「おや。むかしだったら、こんなことしたら、
しょっくをうけて、おこられるとおもってか、
いちもくさんに、かくれるか、にげるかしていたのに、
さいきんは、びびらなくなったねえ」と、
かんしんしていました。
このしゃしんは、ぼくが、げんかんにいるときので、
めが、へんにうつってしまったので、
かいぬしが、「あかめきのう」というので、ほせいしたけど、
あんまり、なおらなかった、しっぱいさくです。
「おはなも、ちりかけているし、ぱっとしないけど、
まあ、たまにはこんなのもいいか」と、
かいぬしは、いっていました。