ぼくも、いけてるはず(カツジ猫)
かいぬしが、あきたのねこのことをかいてるけど、
ぼくだって、みためでは、そんなにまけてないとおもいます。
「いやいや、めもとはよくよごれているし、
とくに、おまえは、かはんしんが、いまいち、ほそすぎるからねえ。
このしゃしんとかだと、ごまかせるけど」と、
かいぬしは、いいます。
「これは、ちょっとまえのしゃしんだけど、
どこでとったか、わからないなあ。
かぐのいちも、かわってるよね。
おててを、となりのてーぶるにかけているのが、
かわいくて、とったきがするけど」
と、かいぬしは、いろいろかんがえているみたいです。
あきたのねこが、てーぶるにあがるとき、
かんたんにじゃんぷできなくて、
ゆっくりあがるのは、ぼくににているそうです。
きのうは、あめがひどかったので、
かいぬしは、ぼくがそとににげだすので、
ぬれてはかわいそうだとおもって、
そうじきをかけられないで、
いらついていました。
ぼくが、おさしみをよろこんでたべているのをみて、
「なんだか、おまえにとって、わたしって、
おさしみをかってくるのだけが、りゆうで、
すかれているようで、さびしい」と、
なげいていました。
ばっかじゃなかろか。
よる、しごとのとちゅうで、
べっどにたおれて、そのままねてしまったので、
そばにくっついていてやりました。
あたたかくて、きもちがいいです。
そのくらいのやくには、たつから、
まあ、ずっといてほしい。