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みかんの御墓

連休最後の日は墓掘りでした。キャラママさんの家の物置で飼って貰って居た赤きじ猫のみかんが、昨夜急に具合が悪く成って、夜中の三時頃死んで仕舞いました。
きっと此処(田舎の実家)に帰りたがって居ただろうから、と彼女が車で連れて来てくれたので、私が仕事をする窓から見える植え込みの石の側に穴を掘って埋めて遣りました。石が丁度墓石の様で良いねと二人で話しました。

みかんは、カツジ猫と喧嘩をしないで受け入れて呉れて居た唯一の猫でした。御人好しの甘えん坊で、こんなに早く死ぬのなら、もっと毎日撫でたり抱いたりして遣るのだったとキャラママさんは悔やんで居ます。
此処の母家が今空いて居るので、みかんを連れて来て住まわせ様かと相談して居た矢先の事で残念です。
カツジも死んだら、みかんの隣に埋めて遣っても良いねと話して居ます。カツジは元々、此の実家の満開の梅の木の下で私達に近付いて来た迷い猫でしたし。

ももに「みかんが帰って来たよ」と言って見ましたが、特に感慨も無い様子で、キャラママさんに擦り付いて喜んで居ました。却って少しほっとします。

今日は爽やかな良い天気で墓掘りも楽でした。「暑くも寒くもない良い季節に、長患いもせず、本当に飼い主に苦労を懸けずに死んじゃって」とキャラママさんは嘆いて居ます。

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カツジ猫