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もうちょっとじたばたしましょうよ(笑)。

◇キャラママさん。
秘密保護法案、もう通過が決まったかのように書いたりしてる新聞もあるけど(いいんかねかりにもジャーナリストがそんなことで)、私は最後の最後まで、「こんなん通すな!」とあっちこっちで言ってまわろうと思ってます。

でも、案外そう思っててもどうしていいかわからん人は多いんでしょーねー、まさか、道のまんなかに立ってどなるわけにもいかないし。

菅原文太さんなども集会で発言して「こんな法案通しちゃいけない」と訴えてるし、ワイドショーのコメンテーターたちも皆そろって反対宣言してるのにね。世論調査も決して「今すぐ作れ」じゃない。
なのにさ、国会の中だけ別の空気が流れてるみたい。何よ、あの「維新」と「みんな」の与党へのすりすり競争は。支持者にも悪いだろ、情けなくって涙が出るわ。

そうそう、キャラママさんの覚悟も大げさなどころじゃなくて、政府の回答じゃ、「国際情勢や政治情勢について書いたブログのブロガーが処罰されることもある」ですってさ。10年投獄される可能性は私たちにもしっかりあるってことですよ。マジで、人生の最後は刑務所暮らしで終わるかもです。

でも、政治に関することなんか書いてるブログ、星の数か砂の数か知らんが、どっさりあると思うんだけどねなー。知らんぞもう。
首相は野党の質問に答えて、「一般市民が重要な政治機密を知ることなど、めったにあるわけないから大丈夫」とか言ったらしいんだけど、それは、そうちょくちょくはないに決まってますがな。ものすごーく時にあるから、その時が問題なんだろ。ほんとに、「ちょっとしたことは切り捨てる」発想が、すみずみまでにじみ出てる発言だよなー。

◇もーね、ぶっちゃけた話、原発は別格として、国防とか機密保持なんかについちゃ私もそりゃ何もしなくていいとは思ってないし、いろいろ考えてもいい、考えなければいかんという気持ちもあるのよ。

ただ、「あの政府」と「あの首相」のもとで考えるのは問題外だと思うのよ。あの姿勢、あの哲学、あの美学、あの道徳観の人たちにまかせなけりゃならない国防や機密保持の政策作成なら、いっそもう丸腰の方がまだ安全じゃなかろかって、そう思っちゃうんですが。どうして誰もそう思わないのか、私は不思議でしょーがない。

たとえば髪をカットしなきゃと思っても、ずぼらでセンスの悪い美容師にまかせますか? 腎臓摘出しなきゃならんとしても、怪しげで無神経な医者に頼みますか? 家を売るとして、悪徳不動産業者と折り紙付きの業者に頼むかね? 
「赤ひげ」やブラックジャックみたような、超絶技巧の良心的な人でなくても別にいいけど、せめてこう、普通のちゃんとした業者や担当者に頼みたいわなー。

これまであの人たちがしてきたこと、今やってることのすべてを見て、「何もあの人たちに頼まんでもなー」とまず思う。上に立ってる人だったら、その道の専門家だったら、一応のことはしてくれるだろうと皆思ってるのかしらん。それって、詐欺にひっかかる高齢者もどきの人の好さで、平和ボケとしか私には思えんのだけどなー。

◇「マリーゴールドホテルで会いましょう」とかいうタイトルのDVDを見てます。名優の美男美女ぞろいで、楽しいわ。もっとも熟年の人ばっかりで、若いのは、「スラムドッグ・ミリオネア」の主役の彼だけですけど、それがまたなかなかいい味出してます。よいわあ。

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カツジ猫