1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ものすごく普通に考えて。

ものすごく普通に考えて。

◇ネットでは、北朝鮮のミサイルや皇室の慶事で大騒ぎして、共謀罪の審議をかすませて通してしまおうという、安倍晋三たちの魂胆だろうと考える人が多いです。

そうだとしたってちっとも驚きはしませんが、かりに、ものすごく虚心坦懐に素直にかわいいオンナならぬ、かわいい国民になって考えたとしても、「そんなに日本が今にも攻撃されそうな危険な時で、眞子さまがそんなにおめでたいことが決まりかけてる時なんだったら、防衛の準備をするにもお祝いの準備をするにも、忙しくて大変なときに、キョーボーザイを作るのなんか、後回しにした方がいいんじゃないのー」じゃないかと思うんですけどね、何をどう考えても。

そもそも、あの法律で「テロ対策である 」「一般人は処罰されない」「TOC条約加入に必要」の三つが、どうやら全部嘘らしいことが明らかになりつつあり、何より金田法務大臣が、法案の中身を何一つわかってない。野党の不信任法案冒頭では、「法務大臣金田勝年君の国務大臣としての資質の欠如ぶりは、憲政史上例を見ないものと言っても過言ではない」と言われちゃってますが、それはちっとも大げさではない。ひどいよ、ほんとに、あの答弁(になってない)は。

他国が攻めてくるかもしれなくて、皇室も大事な状況のときに、こんなずたぼろ法案をばたばた通そうとして無駄な時間を使ってる場合じゃないでしょうに。普通に考えても。無能力にもほどがある。優先順位のつけ方もわかんないのかね。この点だけでも総辞職もんだよ。

こんなものを強行採決されたら、日本国民の恥ですよ。じゃあどうしたらいいかって言うと、大都市の皆さんは、とにかく近場の反対集会に何でもいいから参加して下さい。まだ今だったら参加したって弾圧も危険もありませんから、今のうちです(笑)。何もしなくていい、ただ立って、ただ聞いてるだけでいいんです。それが歴史を動かし未来を変える力になります、ほんとです!

地方都市や田舎の方は、新聞テレビに注目し国会中継を聞いてほしいけど、マスメディアはがんばってはいるけど、まだ不十分なので、あわせて、近くで街頭演説してる人や、ビラ配ってる人がいたら、どうか立ちどまり、耳をかたむけ、ビラを受けとって読んで下さい。あなたの前を行く人が受けとらなくても、あなたが受けとったら、あなたの後ろの人はきっと受けとります。あなたに、そういう力があります。呼びかけられる集会や勉強会にもぜひ行ってみて下さい。宗像周辺の方はさしあたり、21日14時からの河東コミセンでの私のミニ講演会へどうぞ。

そして、もうこうなったら、これしかないかもしれないけど、「しんぶん赤旗」や「週刊金曜日」や「新婦人しんぶん」や、その他、政府の言うなりにならないものを、ぜひとも購読して下さい。あ、沖縄の新聞もいいです。政府やその関係者が、つぶしたがってる新聞雑誌をとにかく読んで下さい。多分、そういうのだって、全部が全部正しくはないかもしれない。しかし、安倍晋三に寿司食わされてる大新聞よりは、はるかに、はるかに頼りになります。読んでて絶対損はないです。

変わったとこでは、女の裸とか、実にしょうもない記事をのせてる三流週刊誌みたいなのが、かえって政府に縛られない思いきった記事を載せてることもあります。店頭でチェックして、これはと思ったら買っちゃってください。

国会の動きや集会の情報などは、こちらでどうぞ。

https://twitter.com/sangituyama


https://twitter.com/jucnag


https://twitter.com/kama_yam?lang=ja


https://twitter.com/onoyasumaro


https://twitter.com/I_hate_camp


https://twitter.com/IkedaKiyohiko


http://twilog.org/Kumiko_meru

◇21日の小林多喜二のミニ講演会の資料は結局A3で15枚になりました。「都合で行けなくてすみませんけど資料だけでも下さい」という人がいて、あげるあげると言っちゃいました。
あらためて知ったけど、当時は多喜二の小説はすごい人気だったんですね。国内でも海外でも。たしかに面白いもんなあ、読み物としても。
吹雪の中、講演に行く途中で遭難しかけて、その演説会では地元の「ほっとけば明日の朝までしゃべる」じいさんが前座で延々しゃべっていて、でもそのおじいさん、そういう運動をしているので息子から逆に勘当されて生活にも困って、目も見えないで、一人娘が売春をして暮らしを支えてる超気の毒な人で、最後に主人公は駅でそのおじいさんにカンパしてしまう、みたいな「東倶知安行」なんか、私は好きです。

で、昨日街の本屋で、多喜二を題材にした井上ひさしの戯曲「組曲・虐殺」を買って読んだけど、これもなかなか、いろいろ楽しめました。多喜二って、初期の作品でも、すさまじい拷問場面のある「三月十五日」でも、下っ端の巡査にはあたたかい共感と連帯を持ってるんですね。それもきちんと、さりげなく織りこまれていて。

◇今日はその後、市役所に沖ノ島の世界遺産登録について、市民に説明会をしてくれという申し入れ書を持って行ったりして、疲れてしまって今まで寝てました。あ、洗濯物を入れ忘れてた。
明日からまた一週間めちゃ暖かくて6月なみらしいですが、夜は寒くて、今もストーブたいてます。カツジ猫はおかげで、いいきげんでいます。
わ、そう言えば洗濯物どころか夕食も食べ忘れていたのだわ。

Twitter Facebook
カツジ猫