ぼくは、ねばしょがいっぱい（カツジ猫）

みなさん、こんばんわ

ぼくは、いえじゅうに、いろんなねばしょがあって、
きがむいたばしょに、いって、ねています。
だいたいは、かいぬしの、ちかくの、いすのうえに、ねます。
でも、あまり、たくさん、ねばしょがあるので、
かいぬしは、ときどき、ぼくがいないかとおもって、
すぐそばにねているのに、
「かつじー」と、よんだりしています。

このしゃしんは、かいぬしが、「こちょうらん」のはちをおいている、
ろうかの、ながい、つくえのしたです。
こちょうらんのとなりにも、もうふを、おいてもらっているので、
そこでも、よくねるけれど、
このまえは、つくえのしたの、つめとぎのうえで、
まるくなって、ねてみました。
「だいぶ、おおきくなったね。はみだしてるじゃないか」と、
かいぬしは、ぼくをみて、よろこんでいました。

したに、しいてある、ねこの、「らぐ」は、
かいぬしが、ずっと、むかしに、かったものです。
いなかのおうちに、しいていたけど、いまいちで、
「ここにおいてみたら、なんか、しっくりくるねえ」と、
かいぬしは、まんぞくそうです。
ぼくが、うまれる、ずっとまえから、あった「らぐ」だとおもうと、
なんだか、へんな、きがします。

かいぬしは、このまえ、
ぼくのくびわを、あたらしくしました。
まえの、まいごふだの、もじがうすくなったからです。
こんどのは、くびわに、なふだが、ついています。
「たかいわりには、やすっぽいかんじだけど、
かるいから、いいかもね。
どっちみち、おまえのくびのけにうもれて、
ふだんは、みえないんだしね」と、
かいぬしは、ぼくに、いいました。

くびわは、あずきいろで、なふだは、ぎんいろです。
わりと、ゆるくつけているので、かいぬしは、
「ぬけないかな」と、しんぱいしていて、
つけなおしたいらしいけど、
そうかんたんに、いくもんか。

しばらく、あついらしいです。
きょうも、あつかったです。
でも、よるになると、さむいです。
「けがわを、いつ、なつようにかえるか、
おまえも、なやましいだろうね」と、
かいぬしは、ぼくに、どうじょうしています。