やってることがガキすぎる(とか言ったらガキに悪い)。
◇安倍内閣は正気なのかい?
沖縄県知事に会うのを避ける、振興費を削る、やってることが、もう沖縄に失礼とか独裁者気どりかとか、そういう問題の手前で、ただのバカだ。私もこれでもたいがい考えては見たが、どうしても深謀遠慮があってやってることとは思えない。
今度の選挙で沖縄で自民党が大敗というより完敗して、それは不快でも不安でもあろうが、その不安の種を少しでも除こうと思ったら、当面急を要するのは、その代表に会って、言い分や状況をしっかりさぐって対策を練ることじゃないのかよ。ごーくもう、普通に考えても。
そして、それが危険とか自信がないとか思うんだったら、せめてちょっとこっちの気持ちや考えが整理できるまでは手の内見せずに相手を刺激しないでおく、これも喧嘩の基本中の基本じゃないのかよ。
会わないで、相手の手の内知ろうともしないで、予算削って相手を怒らせてどうなるよ。計算があってやってることとはとても思えないが。ただもう、いやなことはしたくない、見たくないものは見たくない、知りたくないこととは向き合いたくない、そして自分が一方的にできる意地悪だけをとにかくしてみる、子どもどころか猫だって、もうちょっとましな戦い方をするぞ。
ひょっとして、ただもう、恐いのかね。沖縄県知事に会うのが、ひたすら。だから「おれは強いぞー、権限あるぞー」って脅かしだけ、とりあえず屁をこくみたいにふりまきながら、逃げ回っているのかね。だんだん、そうとしか思えなくなるが、そうだとしたならもう、こんな弱虫のアホがリーダーってだけでも恥ずかしいし、とことん不安だよね。これで原発事故級の大災害が起こったり、他国と戦闘状態かその直前になったりしたとき、どんな対応ができるのかと思うと真っ暗暗に暗い見通ししか立たないんですが。首相は憲法九条を目の敵にしてるらしいが、こんな腰砕けの根性なしのふぬけた政治姿勢で何とかやっていけるのは、一応平和だからですよ。九条の恩恵一番受けてるのは首相じゃないの。
今どきこんな田舎の代議士でもようやらんような露骨な嫌がらせと意地悪して、それで沖縄の人たちが委縮して態度を変えるとでも思ってるのかね。こういうやり方が、今の事態を招いたんでしょうに。
それとももう沖縄はあきらめて、「抵抗したらこうなるぞ」って、他の都道府県や私たちへの見せしめにするつもりかしらん。しかしそれだって、度が過ぎると、もう過ぎてると思うけど、誰もが逆に危機感を感じて「抵抗しないとマジでヤバい」と反応する可能性だってある。そういう読みは誰かきちんとしてるんでしょうか。その上での対応なんでしょうかね。
◇いろんな人が(毎日新聞1月6日の特集ワイドでの木村草太さんとかも)書いてるし私も書いてるが、安部内閣だか首相だかのすることは、バカで危険なだけじゃなく、とことん暗くていじけていて品がない。凶暴なのに意気地がない。
室井佑月さんが週刊朝日のコラムで、首相がマスコミに自粛を要請したのに怒っていて、前に自分が小泉純一郎のことをさんざん攻撃していたときも、全然圧力は来なかったし、息子の進次郎と対談したときも、そのこと話して笑いあえた、そういうもんじゃないのかよと書いていたが、まったく同感。上に立つ権力者にはそのくらいの度量がなくてどうする。首相の今のびくつきぶりを見ていると、それほどあんたの持ってる権力とやらはちょろいのかと、こっちが心配になってくる。
まあ小泉進次郎についちゃ私は何でそんなにもてはやされるのか、とんとわからず、ネットの動画で見た何かの番組でマツコ・デラックスが彼のことを「どう思います?」と聞かれたことばも終わらないうち、「だいっきらいです!」と即答し、「このガキが私たちに何をしてくれたというの、ええ?」「言う事する事、皆、誰の気にもいるような計算されたものばっかりで、すごく気持ちが悪い!」と斬って捨てたのを見て、ころげ回って大笑いしてマツコ・デラックスの偉大さ(見た目だけじゃなく)を確認したが、しかし室井佑月の話が本当なら、こういうことを言われたって、小泉親子は気にしないと思うんだよね。最低でも気にしないふりはするでしょう。
◇今の首相(だんだんもう名前書くのも汚らわしくなって来た)には、そういう余裕というのさえおおげさな、とても普通の落ち着きや礼儀がない。日本の美しい伝統とかいうが、そういうものとはまっさかさまだろ、今のあんたがしていることは。日常的な次元でもう。
毎日新聞が「不寛容の時代」という連載をしてて、妊婦が電車内で冷たくされるという寒気のするような事実を紹介していたが、こういう殺伐とした国民感情や雰囲気は絶対に今の内閣と首相とが率先して作りだしてるよなあ。そうとしか思えない。あの沖縄県知事への内閣の対応ぶりとか見てて、国民が電車の中で妊婦に席を譲ろうと思うか?いや飛躍してるようだが、そういうことだと思うぞ、私は。
◇ところで、話はちがうようなちがわんような気もするが、昨日この近くのタクシーが横っ腹に「沖ノ島を世界遺産に」という、どでかいステッカー貼って走ってるのを見た。
この前は葬儀所の案内みたいな重っ苦しいパンフレットを全戸配布した(その中に女人禁制のことは、ぼやっとちらっと数行あっただけで、ものすごくそれも気持ち悪かった)が、市民の理解を得るって、きちんと説明対話するんじゃなくて、こうやって、金を使って上からどんどん湯水のように洗脳するってことなのかい。どっかもう根本的にちがうだろ。
まあ宗像市も市長さんもまだきちんとしてるから、私がこうやってささやかに抗議や疑問を書きまくっていても、いろんな点での圧迫や攻撃はまったくない。まあもしあったら、その時は私も全面戦闘態勢に入って、全国の女性団体に呼びかけ、ネットで署名集めて大騒ぎにしてやろうと思っているのだが、って、ほらこうやって、それなりに秩序や対話は保たれて行くかもしれないものなのよ。
政府や首相のしてることって、まるでそういう配慮というか計算というか作戦がないでしょうが。ほんとに最近うちのカツジ猫は何か理由はわからないが、いわゆる「ごめん寝」をやめて、顔を枕につっぷして寝ないようになったけど、猫だってやめるのに、まあ猫はやめないでもかわいいからいいんだけど、一国の政府や首相が、ちがう意見や対立する立場やまずい事実や厳しい現実から目をそらし顔をそむけ、枕につっぷして寝たふりしててどうするんだよ。それで、持ち上げたケツと手だけで、威勢のいいこと言ったって、誰もついて行く気になんかなりませんてばさ。よっぽど