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ゆくりなくも

ツイッターの方にいろんな記事をリンクしているので見てほしいが、ワイドショー「ひるおび」で、コメンテーターの弁護士が共産党について、事実無根のデマを飛ばし、翌週になって番組内で謝罪したが、その謝罪のしかたがなってなくて、更に怒りが広がっている。

デマとなった発言の根拠にしたのは「閣議決定」だったという言い訳もとんでもないし、番組を打ち切れとか、スポンサーの不買運動の声が起こっているのも、まあ当然だろう。

こういうしょうもないお詫びや反省のしかたは、ここのところ10年ほど、政府や首相や自公の関係者のそれで、見慣れて見飽きているものだから、つい免疫ができていて、ショックや怒りがいまいちなのが、逆に恐くもあるけれど。

とは言え、この手のお詫びを見聞きするたび、ゆくりなくも私が思い出すのは、かつての同僚で周囲からも学生からも人気があって立派な人物と思われている人がいて、ただ私はいつも、こいつどっか絶対におかしいと感じることが多く、人間の皮かぶってる異星人みたいな感じがずっとしてたやつのことだ。

私にもさまざま失礼なことをしていたが、まあ放っておいたし普通につきあっていた。しかし一度あまりにとんでもないことをやらかしてくれたので、文句を言ったが何が悪いのかわからないようで、どこが悪いのかせいぜい説明してやったら、最後に何と言いやがったかと言うと、

じゃあ、すみません」

内心とっくに見限っていたやつだから、別に評価も変わらなかったが、とにかくそれ以後こいつの存在は私の頭からも心からも抹殺した。こいつを認めて普通につきあっていられる人間も、基本的にはどうでもいい存在になったが、そういうリトマス試験紙としては役に立ったかもしれない。

でも、このところの謝罪とかいうものの様子を見ていると、ああいう人間が要所要所に増えていて、あたりを腐敗させてるんだろうなあ。
私自身、若いころとか似たようなことを言ってなかったかとかえりみたりするが、まあ内心はともかく、相手を前に口に出したことはなかったような。認知症の記憶障害になってなければね。

ということは基本的に私のことは、なめてたんだろうね。自分でも多分気づかず。そこがまた救われない人間だけど。

庭のバーベナがはびこって、いずれ刈らなければならないんだけど、飾るとなかなかいい感じ。この小さい花びんは叔母の残したもので、親戚に送ろうかなと思いつつ、つい手元においていたもの。花を飾るのは初めてかもしれません。

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カツジ猫