んもう
楽天で買物をしたら、ご感想をというメールが来る。
一応書いて出すのだけど、何かが不足なのか、何度もまた同じメールが来る。
一応チェックするのだけど、どこがいけないかわからないし、その指摘もまるでなし。
ただ、くり返し、同じことを言ってくる。
えーかげんにしてよね。すごく時間を無駄にした気分。
買い物には満足して店舗はほめてあげたいのだけど、もう二度と書く気になれないわ。
やつあたりで野球チームまで嫌いになりそうよ。母が野村監督が好きで、わりとひいきにしていたから、何となく親しみがあったんだけど。
それと、おいおいおい。
例の天皇の退位の行事で、お二人のおすこやかなことを祈って「やみません」を「いません」と誤読した首相について、「原稿はひらがなだったので、読み間違いではない」とか何とか、わけわからん弁明を官邸が閣議決定かなんかで発表したとか?
いろいろ、とことんもう終わってると思うが(すんだことだ、ではなく、末期症状という意味です)、これね、私の友人が何気なくテレビで聞いてて「あれ?」と思ったらしいから、絶対にまちがいないんだよ、「いません」と言ったことは。ひらがなだかカタカナだかルーン文字だか知らんけど、そんなことには関係なく。
あらためて聞いてみたら、その前からもう、しどろもどろのよれよれだよねえ、首相のことばは。これもう、公務ができる状態じゃないんじゃないの。
片づけの合間に読んでた、大田洋子の「人間襤褸」、読み終わってしまった。広島で被爆した人たちの生活の再建の中の、悲しみや虚しさがリアルで、一人ひとりがいとおしかった。広島の町までが好きになる。美化されているわけではない登場人物たちの姿が、知人のように慕わしくなる。最後の終わり方は何だか源氏物語のラストのような、静かな悲しみにあふれていた。
原爆の酸鼻をとことん描きながら、それをどこかで超えて、人間たちの人生の危うい切なさを伝えてくれる。こんな風にして、あの時のあの町で、人は生きていたのだなと、あらためて実感する。