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トランプにはトランプを。

◇今日は民進党の県会議員の田辺かずきさんの新春のつどいとやらの集まりに行った。雪がちらつく寒さだったが、かなりの人が集まっていて、地元の人の琴の演奏や踊りなどもあって、和気あいあいとした感じだった。民進党の議員さんたちのあいさつは、しっかりしていて、トランプ大統領よりよっぽど立派だった。
昼から弁護士会館で学習会があったのを忘れていて、街に出たのに、そのまま帰ってしまった。強烈な寒さの中、カツジ猫が金網の庭の中で、にゃあにゃあ文句を言っていた。

◇少しずつ仕事を進めているのだが、なかなか片づかない。ひとつには私は、母がいなくなって、空いた時間を何に使うか、慎重になっているのだと思う。変なたとえだが、子宮筋腫の手術を20年近く前にして、ふくれていた腹部がぺしゃんこになったので、やったと喜んでいたら、いつの間にか、またちゃんと、そこに脂肪がついてしまったように、相当意識的に今後の計画を立てておかないと、遊びであれ、いろんなつきあいであれ、たちまち空いた時間が別の仕事で埋まってしまいそうな気がして、その警戒心がとても強くなっている。もっと変なたとえだが、持ち主のなくなった土地を、いろんな勢力が鵜の目鷹の目でねらっているような感じで、したいこと、するべきことを、しっかりと早く決めないと、とんでもない老後になりそうで恐い。世界や日本の動きが気になりながら、母がいて忙しかったときよりむしろ距離をおこうとしてしまうのは、そういう感覚もあるのだろう。

とは言え、今日、なじみのお店に行ったら、トランプ嫌いの店主がめちゃくちゃに怒っていて、あんなやつがいろいろ好き勝手やって、とりかえしがつかなくなる前に射殺しろと真剣に言っていた。私が「それでは加害者や犯人が罪に問われて気の毒だから、隕石か看板か何かが頭上に落ちて来たらいいかもしれない」とつぶやくと、話はますますエスカレートして、いったいテロリストはこんな時に何をしているんだ怠け者がという話にまでなった。ほらねだから私は、くだらんやつと対決するのがいやなのよ。品位も人間性も絶対相手と似てきてしまうんだから。

◇洗濯物をとりこんで、ベッドの上に投げ出して、仕分けをしようとしてふと、もう母のものはなくて、すべて私のものだから、仕分ける必要はないんだったと気づく。楽になったのを実感しながら、さすがにちょっと淋しい。
さっき、カルチャーセンターの受講生で、母を知っていた人から電話があって、その方のお母さまも12月の初めに亡くなられたとか。母にお参りに来たいと言って下さったのだが、もうちょっと待って、今、足の踏み場もないからと頼んで延ばしてもらった。ううむ、やっぱり早いとこ、ダンボール箱の片づけにとりかからないと。

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カツジ猫