事務所の片づけ。
◇生暖かいと思っていたら、夜になって雨が降りはじめた。天気予報では明日は雷雨になるらしい。庭に水をまかないでいいのは助かるし、明日はできるっ限り、家の片づけをしてみよう。
今朝はからさき選挙事務所の片づけをした。古い印刷所で、いい大家さんで、レトロな感じの素敵な建物だったので、壁の地図や表などの選挙グッズを気をつけてはがし、持ちこんでいたいろんなものを運び出した。市内の立て看板も車で回ってほぼすべて回収。ベニヤ板を切って作った数枚は、からさきさんが、「これ、僕が手作りしたんだよ」と言って持って帰った。いろんな政党からよせられた激励の為書も、からさきさんは全部大事に持って帰った。
私はこの何十年かできたえた断捨離の才能をフル回転させて、ごちゃごちゃしたものを一気に仕分けて整理して、捨てるものは自分の車に押しこんだ。ひぇ~しかし、明日が雨なら、しばらく乗せたまんまにしとかなくちゃならないか。まあ、ふきんとかは、今夜中に洗って干そう。
建物は今月いっぱい借りているので、今週中に、皆で集まってまとめの会議をし、今後の方針を決めようと事務局長が言っている。その時のために、椅子とお菓子は、まだ残しておいてある。市民に配る報告のビラも作ることになっていて、私はその草案作りをおおせつかっている。それとは別に、月末〆切のエッセイの原稿もあったし、まだまだ仕事は山積みだ。
スタッフの一人が、今朝庭で掘ったとか言って、ぶっといタケノコを車に積んできて、皆にわけてくれた。私はご近所にさしあげようと、二つもらって帰って来た。
「すごいですね、昨日、夜中過ぎまで事務所にいて、今朝もうこんなにタケノコを掘ったんですか。元気すぎませんか」と私が言うと、彼は「私はいつも自然薯を掘ってるから、タケノコは簡単です」と、涼しい顔をしていた。
事務所の大家さんは、盆栽が趣味で、何十もの鉢が道路から建物までの通路に並んでいる。見事に咲いた、さまざまのつつじを、日ごとにとりかえて、事務所の前に置いて下さっている。真紅や、紅白の絞り染めみたいのや、ボタンかバラのような大輪のや、こんなのがあるのかと驚くほどだ。
選挙期間中、車が盛んに出入りしたので、この鉢をこわしたらどうしようかと心配したが、ひとつもこわさずにすんだ。あたりまえだが、そのことにも、ほっとして、うれしい。
大家さんに「きれいですねえ」とほめたら、「花の時期は短いから、このちょっとの間のために、一年間、葉っぱだけの木に水をやって世話しないとならないんですよ」とおっしゃりながら、楽しそうだった。何となく、今年の花は、これだけたくさんの人の目を喜ばせてくれて、花も満足しているように見えた。
からさきさんをはじめ、皆が元気なのに、妙に笑えてしまうけれど、それだけ、これからすることが、皆に見えているのかもしれない。
この気分を、投票してくれて、結果にがっかりしているかもしれない、すべての人に届けたい。
◇ところで忙し過ぎて、なかなか対応できないのですが、こちらの署名もぜひ、ごらん下さい。
以前の例の猫虐待に関するものと、東京メトロの女性車両に関するもの。手抜きで並べているわけでもなく、両者に通ずる根はひとつって気もするのです。