1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 今度は地下通路?

今度は地下通路?

◇原発の何号機だかの地下通路に高濃度汚染水がたまっていたとか。ただのどしろうとの感覚ですが、いっちゃん恐ろしいメルトダウンというか、メルトダウンの最も恐いのは、爆発後、放射能が容器の外にもれて、地下にも広がって土や水を限りなく汚し、それがアメリカだったら地球の裏側の中国まで被害が及ぶ規模になる、というのが「チャイナ・シンドローム」の語源だったはず。ジェーン・フォンダとジャック・レモンが主演してた、くだんのタイトルの映画、また見ちゃろかしらん。

で、容器の外にもれてるってことでは、すでにその状態だとわかってはいたけど、今度はいよいよ地下ですか。もーね、もちろん、立ち入れなかったところに、だんだん入っていけるようになったから、そういうことがわかるわけで、これもある意味の進展と言えないこともないけどさ、わざとじゃないのはわかってるけどさ、それでも、地下とか聞くと、なんかもう、決定的にショックな話をもたらす手順が、じわじわ進められて行くようにしか見えないんだよね。
言い古されて手あかのついた「ゆでガエル」の話が、こんなに実感もって理解できる事態も珍しいよ、ほんとにさ。

だいたい前から思ってるんだけど、昔の放射能報道では、ストロンチウム90というのがいつも語られていて、あとプルトニウムもだったけど、どっちも半減期がすごく長くて、聞いたとたんに、あーそれ、もーおしまいと思ってしまうものばかりだった。
それが今の報道では9日で半減するヨウ素とか、もうちょい長いセシウムとか、わりと無難な感じのものだけがやたらと語られていて、やっと最近ストロンチウムという名が出てきて、あらいたのねあんたもやっぱりと変になつかしく思っていたけど、だいたいストロンチウムでもプルトニウムでも、半減期はもう、聞いたとたんにそんなもんと共存できるかと思うぐらい長いはず。プルトニウムって何万年だよな、たしか。

報道はそっちには全然ふれず、人間の分際でも何とか制御できそうな種類の放射能の話しかしないのも、ずっとうさんくさいと思ってた。まー、どーせ、いつのまにかじわじわそんな方向になってきてたから、急には修正できないんだろうが、無視してたら消えてしまってくれるほど、放射能物質は都合いいもんでも、甘いもんでもなかろうに。

しょせん、福島原発の始末は30年とかかかるってんだから、どう考えても私はもう老衰して死んでるレベルだし、どうなるかも見届けられないだろうけど、原子力って、そういう、あっさり世代をこえた問題になるんだから、G8だかなんだかも、真剣にやってほしいよなー。こんなもんの安全管理、ほんとにやれると思ってるのか?
第一テロリストに空からつっこまれたらどうすんだ。私がテロ組織なら、今回の福島の状態見てて、まっ先に考えることは「原発に空からつっこむことの効果(の大きさ)」だぞ。どーでも原発作るってんなら、そーゆーテロ対策の費用とかもきちんと必要経費に計上して、電力生むのにかかる費用を語れよな。

◇キャラママさん。
映画の感想も語るヒマがない内に、昨日は「阪急電車」を見てきました。時間が合うのがこれしかなかったからなんですが、まあわりとうまくできていて、原作も悪くはなかったけど、映画の方がなんていうか、うまく納得させられる部分が多かった気がします。主役?の女性の行動なんて、読んだときはどーかなーともちょっと思ってたんですが、映像で見ると、中谷美紀ぐらい美しかったら、そりゃやってもしゃあないかと思ってしまった(笑)。

あ、「ちゃぶ台返し」、私も今度挑戦しよっと♪

Twitter Facebook
カツジ猫