今日の毎日新聞
キャラママさん
今朝の新聞で野坂昭如さんも、北朝鮮と日本の軍備について触れて居られましたが、戦争反対軍備増強反対とは明確に書いて居られず、やはりその様な発言はし難い雰囲気が今の日本には有るのでしょうか。
キャラママさんの見解は今では珍しいのかも知れません。長過ぎても、是非若い方を初めとした皆さんには読んで頂きたいですね。
私は若い皆さんには、差し当たり、米澤穂信「さよなら妖精」の小説を読まれて、「ノーマンズランド」と「サラエボの花」の映画を御覧になる事を御勧めしたいです。
北朝鮮の事は私も分りませんが、老母はニュースを見る度に「戦前の日本とそっくりだ。全て、あの通りだった」と言って居ります。「全国民が天皇を崇めて反対する者は投獄して、世界から孤立して松岡洋右外相が国連を脱退したら、それを英雄扱いして国全体で盛り上がっていた、あの頃の日本を見て居る様だ」と申します。
その母ですが、私が経済的に苦しいと嘆いたのを気にしたのか、若い作家の人に、この前雑誌の定期購読を断ったそうです。「我が家も家の修理費や医療費が嵩んで御金が無いので」と説明したら、その人も「娘さんの仕事場と二世帯を維持して行くのは大変じゃないかと自分も思って居た」と気持ち良く承知してくれたとの事です。聞いて居たヘルパーさんも、その後で「本当に年金だけで二軒の家の維持は大変ですね」と同情して下さった由。
母は貧乏を公言するのが楽しく成った様で、元気な声を出して居て、私も安心しました。
矢張り経済的に苦しく成ったら、無理をしないで周囲にそれを公表して生きて行った方が楽だと改めて思って居ます。兎に角此れで私も少し息がつけると、年末を迎えてほっとして居る所です。