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何でだよ。

◇昨日はコートも着て行く気になれないほど暑かった。しょうがないから、真っ青なジャケットを着て出かけたら、駅のエレベーターで、知らない奥さま二人に「まああ、きれいな色」と言われてさわられてしまった(笑)。
仕事は北九州で書道展のおまけの催しの講演会だったのだが、最後に立派な花束をもらった。故キャラメル猫の命日がもうすぐで、お花を買わなきゃと思っていたのだが、この花束を飾ってやればいいか。彼の大好きだった海苔も、先日たまたま上等の海苔缶を三ついただいてるので、それを供えてやることにしよう。
16年もたつとなあ、彼の好きだったものもだんだん忘れてしまう。たしかチーズも好きだったのよな。最後まで食べてくれたのは甘えびで、カワハギも好きだったから買っておかないと。缶詰は、もう彼の食べてた銘柄ので残ってるのが少なくなってる。でもその頃のままのもけっこうあって、考えるとロングセラーだよなあ。

◇昨日は知り合いから立派なリンゴを二個いただいて、その前は別の人から家で作った無農薬の水菜をいただいて、今朝の朝食はリンゴのサラダと水菜の卵とじという、いただきものづくしだった。
でも先日、安売りを買ってそのままにしていたピーマンを処理しなくてはと思って、今までほとんど買ったことのないオーストラリア産の牛肉の超安いのを買ってきて、人参と玉ねぎといっしょに炒めたら、奇妙においしくて癖になりそう。ひょっとして安い肉がよかったんだろうか。

◇昨日の夜は4月29日の小林節さんの講演会の打ち合わせ。20人近くが集まった。アベノミクスの生活破壊のひどさや、野党合意の報道をちゃんと報道しない地方紙への腹立ちなど、話題は例によって多岐にわたり皆元気だった。当日の役割分担や、券の売れ行きの確認などすることが多かった。
野党やマスコミへの、この実行委員会からの意見表明の短い文章を作ろうという話も出て、明日あたりまた相談することになっている。

3月はそれにしても行事が多いんだよなあ。特に19日と20日は福岡でも地元でも行事がひしめいている。近場では19日に新宮中央駅(イケアのあるとこ)の公演で、ピースバルーンとかいう、戦争法廃止を願って風船をとばすイベントもあるらしい。行きたいな。

◇山本正臣、片岡寛光の熱海紀行を翻刻して面白かったので、慶応大学に写本が一つあるだけの成島司直の熱海紀行も翻刻しはじめてみた。でもやだ、これ、ものすごく長そうだし、妙にテンポがゆったりめ。もう二丁(3ページ)めにさしかかろうかというのに、旅がどうで紀行がどうでと優雅な文章でのたまっていて、まだ出発もしていない。こんな調子だから、そりゃ長くなるんだよ。でも中身は面白かったし、先は思いやられるけど翻刻はしてみたい。どうしよう。それより、もうちょっときびきび短そうな藤原葛満の熱海日記の方を先にやっちまった方がいいのかな。
でも、紀行全集の校正も急がなくてはならないんだよなあ。わー。

◇話が最初に戻りますが、北九州の書道展は、小さい子どもからお年寄りまで、さまざまに今年の課題とやらの江戸文学をテーマに書いていて、大変素敵でした。江戸文学の多様さがよく活かされて、展示会場はとても魅力的で華やかな空間になっていました。
「雨月物語」についてしゃべったので、秋成の本なんか(江戸時代のやつね)私には高すぎて買えませんが、同じ読本の「新書太閤記」が棚にあったので、「読本てこんな感じですよ」と、皆さんにお見せしようと持って行ったのに、けろっと忘れてしまって、講演の後でちょっとお見せするだけになってしまいました。でも、ずっと使わなかったこの本を初めて講座で使えたので、よかったと言えばよかったかな。

◇その昨日のお天気のよさにひきかえて、今日はもう何でだよと言いたいぐらいの寒さです。いろんな行事のお知らせを家の前の私設掲示板に張りに行ったら、指が凍えそうになりました。まったくもう。
あ、「ナポレオンソロ」のことを書く時間がまたなくなった。また夜にでも。

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カツジ猫